ホーム > 社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部 新潟県済生会 済生会新潟病院

働き方改革と予防医学への取り組みをスタート

院長
本間 照

2021年を振り返って感じることをお話しください。

 新型ウイルス感染症の第6波は第5波以上の規模となりました。面会を禁止していますので、入院患者さんの中には、家族と多くの時間を共に過ごせないまま亡くなる方もいました。オンライン面会なども試していますが、もっと私たちにできることがなかったのか、今も心残りですし、本当に残念でなりません。
 ワクチン接種では、より多くの方に行うために、隣のアピタ新潟西店に相談し、イベントスペースを無償提供してもらいました。昨年6~10月の間、約1万3千人分の接種を実施することができました。現在、3回目の接種を同じ会場で行っています。多くの企業や関係先のご協力に感謝しています。

本年度取り組むことをお聞かせください。

 24年4月から、医師にも時間外労働の上限規制が適用されます。これまでのように、多くの業務を医師の奉仕の精神に任せることはできません。医師は昼夜を分かたず病院で働いているのが当たり前でしたが、もうそういう時代ではないんですね。働く時と休む時を明確に分け、医師個人の生活も充実させるべく、働き方を変えていかなくてはなりません。新型ウイルス禍でもあり、特に新潟県は医師不足ですから、適用に向けての準備は非常に困難ですし、他の病院の先生方も危機感を強めています。
 まず私自身も頭を切り替え、今年は医師一人一人の1日の状況を今までより細かく把握し、それぞれと相談して、時間外労働を減らす方法を模索していきます。
 予防医療にも力を入れていきます。検診に「腸内フローラ検査」の導入を予定しています。健康診断は病気の早期発見を目的とした「二次予防」と言われますが、がんや成人病などの病気になることを防ぐ「一次予防」も重要。常在細菌の集合体である腸内フローラのバランスを調べ、生活習慣の改善に導くこの検査を手始めに、10年、20年をかけて予防医療を定着させたいと考えています。

若い世代へのメッセージをお願いします。

 どんな仕事でも、現場ではさまざまな問題が起こるもの。その時に生じた疑問をそのままにせず、敏感に反応してほしいと思います。
 若い人の長所は素直さです。柔軟な頭と心で、多くのことを吸収できる20代は人生の土台になります。1日1日を大切に生きてほしいですね。

Overview [概要]

◼所在地 〒950-1104 新潟市西区寺地280-7
TEL.025-233-6161㈹ FAX.025-233-8880
◼開院日 1991(平成3)年7月1日
◼事業内容 医療業
◼診療科目 内科、血液内科、代謝・内分泌内科、精神科、脳神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外科、消化器外科、乳腺・内分泌外科、整形外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、形成外科、病理診断科、臨床検査科、歯科口腔外科、脳神経外科
◼職員数 872人
◼病床数 425床
◼ホームページ http://ngt.saiseikai.or.jp/