IT補助金活用セミナーReport

基調講演中小企業のデジタル化・DX支援について

中小企業庁経営支援課係長遠藤隆氏

〈動画再生時間目安〉 5:30〜

DX・デジタル化の必要性やDXに対する認知度、中小企業等におけるDX・デジタル化の取組実態と、中小企業のデジタル化・DX支援について解説。デジタル化診断「みらデジ」やIT導入補助金について紹介しました。

事例紹介IT導入と業務効率化

サカタ製作所取締役総務部長樋山智明氏

〈動画再生時間目安〉 29:40〜

事業者の事例について紹介。ITツールはあくまで手段であり、目的を明確化する必要があります。まずはできるところからチャレンジし、成功体験を得ることが大切です。

その上で、IT、DX推進の考え方を全社員が理解し、現状把握から対策実行までの改善のサイクルをつくる。コストをかけず対策を行うためには補助金は有効であると紹介しました。

IT導入補助金の概要と活用方法

IT導入補助金事務局古谷一郎氏

〈動画再生時間目安〉 58:30〜

IT導入補助金は①通常枠②デジタル化基盤導入枠③セキュリティ対策推進枠―の三つがあります。

このうちインボイス制度を見据え、企業間取引のデジタル化を支援する「デジタル化基盤導入枠」は補助額に応じて3分の2〜4分の3を補助。会計・受発注ソフトなどのITツール導入のほか、クラウド利用料(2年分)やパソコンなどの購入も対象となります。申請の最終締め切りは2023年2月16日であることを解説しました。

第四北越銀行のIT導入支援体制

第四北越銀行執行役員事業開発企画部長石坂　貴氏

〈動画再生時間目安〉 1:26:00〜

DX支援には第四北越フィナンシャルグループ(FG)全体で取り組んでおり、8月には「IT利活用基本計画」を制定しました。FG自体のDX化を図る「金融DXの推進」と、「取引先のDX推進」の2本柱。取引先のDX推進についてはFG内外と連携してIT導入支援や法改正への対応などを行います

企業の新たなチャレンジのために、DXやITは欠かせないとの思いで取り組んでいることを紹介しました。

ITベンダー支援紹介

オービックビジネスコンサルタント　関東支店営課長代理佐々木祐介氏

〈動画再生時間目安〉 1:43:30〜

今年1月の電子帳簿保存改正法や来年10月のインボイス制度開始など、今後も続く制度改正に迅速に対応するためには、それに合ったシステムが必要。

インボイスでは、発行側(売り手)の請求の様式が変わるだけでなく、受領側(買い手)も対応しなければいけません。発行側はいかに最小限のコストで対応できるか、そして受け手側は新たに増える業務を効率的に行えるかがポイント。

同社のサービス「奉行クラウド」シリーズを紹介した。

リコージャパン新潟支社　ソリューション営業部藤ヶ谷圭三氏リコージャパン　ICT事業本部多田健太郎氏

〈動画再生時間目安〉 2:01:00〜

IT導入支援事業者としては、2278件のITツールを登録。さまざまな分野で経営課題解決の支援をしている。

同社のクラウドサービス「MakeLeaps」(メイクリープス)が直近のインボイス制度や電子帳簿保存法改正にも対応していること、既に4千社以上の導入実績があることなどを紹介した。

マネーフォワード　デジタル推進本部法人サービス部中野雄太氏

〈動画再生時間目安〉 2:17:30〜

中小企業にとってITリテラシーと費用対効果がDX化の大きな壁となっている。

同社が持つノウハウやテクノロジーなどと地域金融機関、企業との信頼関係を掛け合わせ、さまざまな課題を解決してDXを進め、地域経済を盛り上げたいと考えています。

「Mikatano」シリーズでは、まず始めてみることがICT化には一番大事。サポート体制も最大限整備していることを紹介した。