2026年卒就活動向予測
2026年卒の就職活動もいよいよ本格化する時期となってきました。
すでにオープン・カンパニーやインターンシップに参加した、業界研究や企業研究に取り組んでいるという方もいれば、この冬にかける方もいるでしょう。これからという方もこの冬をどう過ごすかが大事です。
にいがた就職応援団の西嶋弘重さんに、2026年卒に向けた就職活動の最新情報を教えてもらいました。ポイントをつかんで、ぜひあなたらしい就活に取り組んでみてください。
企業の積極採用はまだまだ続くキーワードは早期化と長期化
就活は年々早期化・長期化の傾向にありますが、2025年卒に比べ2026年卒はこの傾向がさらに強まっています。業種や地域を問わず就活スケジュールは前倒しになってきています。
募集要項の公開や採用広報がスタートするのは来年3月1日。6月には企業の本選考が始まります。しかし実際は就活ルールで定められたスケジュールを前倒しにする企業は少なくありません。この夏、オープン・カンパニーやインターンシップに参加した学生は身をもって感じていると思います。
企業の採用意欲は高く、売り手市場は続いています。早期選考、早期内定を視野に、積極的な情報収集が欠かせません。限られた時間を有意義に使い、悔いの残らないよう就活を進めてほしいですね。
冬休みを上手に活用 企業をたくさん知ろう
企業や業界を知るオープン・カンパニー。5日以上の就業体験を含むインターンシップ。12月から来年1月にかけて実施する企業が増えます。冬休みを利用して積極的に参加することで、実際の仕事内容や会社の雰囲気がよく分かります。
オンラインで開催されているものもうまく活用しましょう。
近年はオープン・カンパニーや、インターンシップを重視する企業が増えてきていることから、参加経験は大きなアドバンテージになるでしょう。
焦りは禁物。まずは業界研究や企業研究に時間をかけましょう。
人気の業界に関心がいってしまいがちですが、この時期に自分がどの業界へ進みたいのか深く考え、自己分析などもしっかり行い、興味や適性にあった業界を見つけたいですね。すると、企業選びの軸が見えてくるはずです。
まずは広い視野を持ってさまざまな業界を知るところから始めましょう。新潟にも魅力的な企業はたくさんあります。
来春2025年卒の大卒求人倍率は1.75倍となり、2024年卒よりさらに0.04ポイント上昇しています。ウイルス禍の影響で落ち込んだ2022年卒以降、現在まで上昇が続いています。企業の採用意欲が引き続き高まっていることが分かります。同調査では半数近くの企業で大卒者の初任給を前年より増やしているというデータもあり、売り手市場の影響がうかがえます。
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