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「ソーシャルイノベーション」の拠点へ進化

理事長
篠田 昭

昨年から今年にかけて、さまざまな動きがありました。

 昨年春に「青陵将来ビジョン」を作成し、「ソーシャルイノベーション(社会変革)スクエアを目指す」という方向性を打ち出しました。同窓会の枠組みを超え、学園に関わった人全てで組織する「青陵アルムナイ」も発足。共に地域と社会の課題解決を図っていきます。
 また昨年は「青陵プロミス~地域へのお約束」も制定。「青陵が地域にあって良かった! 新潟にあって良かった!」と思ってもらうための活動を実践していきます。今年1月には聖籠町教育委員会と包括連携協定を結び、教育と子育て支援で実践的な取り組みを開始しました。また、U・Iターン促進のため首都圏の大学と連携し、県の就職・企業情報などを発信します。学園が立地するエリアの環境整備にも地域の皆さまと協力して取り組みます。
 来年は「ソーシャルイノベーションセンター」を開設予定。今年は設置に向け具体的に準備を進めます。

今後、注力することは。

 若者が「なりたい自分」に進む過程を支援し、地域に貢献する「面倒見の良い青陵」であり続けます。
 高校ではキャリア教育を柱に、昨年からスクールソーシャルワーカーや特別支援専門員を配置し、2025年からの大幅改革の土台づくりを推進。短大ではイノベーション拠点「NINNO(ニーノ)」(新潟市中央区)と連携し、DX人材育成へと一歩を踏み出しました。
 高校と短大では26年に通信制課程の併置を予定しています。大手通信会社とのパートナーシップを基に、先進的IT技術を使った教育を構築中です。通信制高校では広域通信制高校さくら国際高校(長野県上田市)との連携を強化、通信制短大では幼稚園教諭二種免許状など資格取得のためのカリキュラムも設ける計画です。
 大学では将来的に60単位まで遠隔授業で取得できる体制を構築し、教員の仕事を効率化します。看護学部の卒業生は看護幹部職員への道が開けるなど、大学ならではの強みをアピールしていきます。

次世代のリーダーに望むことは。

 暮らしに立脚している人ですね。新潟県は社会課題の先進地です。その現状を知り、課題一つ一つを解決するネットワーク型チームをつくっていく人が求められます。地に足を着け、地域課題解決に一生懸命汗を流している大人が身近にいれば、「なりたい自分」を探す若者たちの良いロールモデルになるでしょう。

Overview [概要]

1号館 外観
◼所在地 〒951-8121 新潟市中央区水道町1丁目5939番地
TEL.025-266-0127㈹
◼創立 1900(明治33)年
◼関係機関 ・新潟青陵大学/看護学部:看護学科、福祉心理子ども学部:社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科
・新潟青陵大学大学院/看護学研究科看護学専攻(修士課程)、臨床心理学研究科臨床心理学専攻(修士課程)
・新潟青陵大学短期大学部/人間総合学科、幼児教育学科
・新潟青陵高等学校
・認定こども園 新潟青陵幼稚園
◼ホームページ https://www.n-seiryo.ac.jp/