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創立100周年へ 新たな成長の基盤を強固に

代表取締役社長
風間 宏一

就任の抱負をお話しください。

 派手な仕事ではありませんが、きっと面白いという好奇心で入社しました。世界中の海と魚を見る中で、新潟で水揚げされる魚の重要性を再認識しました。県内外に新潟の魅力ある魚をアピールし、安心安全に広く供給していきます。また多くの人と連携しながら働く中で、人は宝であるという思いを強くしました。時差出勤による残業軽減、有給休暇取得促進により労働環境を整え、人材確保・人材育成に注力していきます。

どんな人材を求めていますか。

 主体性を保ちながら変化に対応でき、挑戦し続けられる人です。漁師、荷主、メーカー、仲卸業者、小売業者など、私たちを取り巻く全ての方々と連携を図り、業界全体の活性化を共に目指し努力することが大切です。若い時から商品開発や国内外での営業活動など責任ある仕事を任せてもらえるのが当社の特徴。安心安全な水産物を供給する公共性の高い仕事に、ぜひ挑戦してほしいですね。

今年注力することは。

 人口減少、少子高齢化、子どもの魚離れなどにより魚の需要が減っています。とはいえ食べたい人はいるし子どもに食べさせたい親も多い。簡単に食べられる商品を提案していきます。食育として魚をさばいて調理してもらう機会も増やしたいです。
 また、サイズが小さいなどの理由で水揚げしても廃棄されていた「未利用魚」に付加価値を付けた商品の開発にも取り組みます。

来年は記念すべき年だそうですね。

 創立100周年を迎えます。SDGs宣言に基づき、次の100年を見据えた基盤づくりの年にしていきます。当社では、食品安全の国際標準規格「ISO22000」を取得し品質管理を徹底。海洋資源や環境に優しい方法で漁獲・養殖された水産物を示す「MSC認証」「ASC認証」も取得しています。

新潟の元気のために必要なことは。

 新潟の魚はおいしいというのは認知されていますが、ナンバーワン、オンリーワンがない。新潟県産ブランドの知名度が低いのです。
 私は、新潟港の本マグロが地域活性化につながると考えています。5、6月に新潟近海を回遊する本マグロですが、新潟港では水揚げするインフラが未整備でした。「新潟県産本マグロ」として多くの人に食べてもらえれば人を呼べるのでは。
 南蛮エビは県外での認知度はまだまだ低い状況。新潟県産ブランドとしての南蛮エビを県外に発信する仕組みを構築していきたいと思います。

Overview [概要]

3月中旬 紅ズワイガニ競売の様子
◼所在地 〒950-0114 新潟市江南区茗荷谷711番地
TEL.025-257-6400 FAX.025-257-6415
◼設立 1924年12月8日
◼事業内容 水産物卸売業・冷蔵倉庫業
◼資本金 4億9,847万円
◼売上高 224億円(2022年3月期)
◼グループ会社 大栄魚類㈱、新潟西部水産㈱ 他2社
◼ホームページ https://www.niigata-reizo.co.jp