DXでグループ連携 スリム化を図り成長を目指す
島津 延明 氏
昨年、休日数を年間120日にすると伺いました。
実現しましたよ。日曜には工場も完全に止めるようになりました。一方、この6月の決算ではパッケージ印刷部門は前期比120%を達成しそうなほど売り上げが好調で、いろいろなところに負荷がかかっているのも事実です。解決には業務の合理化とレベルアップを同時に進める必要があります。人口減少下でどんどん人を採用して成長を目指すというのは無理がありますから、グループ全体をコンパクトにしていく方向で成長を目指します。
業務合理化はどう進めますか。
DXとAI活用です。私も含め、ベテラン世代はデジタル機器に慣れていませんし、製造一筋の社員はなおのこと。手始めにデジタル化したらどんなことが実現できるのか、業務をどう変えられるかという研修を昨年暮れから実施し、DXに向かうモチベーションを高めようとしています。そして数年以内にグループ全体で情報を一元化します。
自分が理解していないのに社員に「やれ」とは言えませんから、私自身もビジネスアプリケーションの活用スキルを身に付ける講習を受講し、AIも積極的に使っています。企画書作成などは驚異的な速さですね。今はAIと相性の良い業務を見極めています。
パッケージ印刷が前期比120%の好調を支えている要因は。
昨年は特にビスケットのパッケージ印刷が伸びました。食品は異物混入事故に対して非常にシビアで、われわれにも同等のクオリティーが求められます。食品だけでなく医薬品のパッケージ印刷も同様で、扱っている工場では日々環境改善に取り組んでいます。お客さまの検査を受けるほか、飛んでいる蚊の数を数えて毎月提出するほどの徹底ぶりです。だからこそお客さまは安易に発注先を変更できず、当社も腰を据えて取り組める。大変な努力をして、食品や医薬品向けの高いクオリティーを提供できるようになったことが現在の成長につながっています。この点は、先人に深く感謝しています。
昨年新発田商工会議所会頭に就任しました。
創業支援に力を入れ、新発田でビジネスを始める人を増やしたいです。社業にも良い刺激をもらっています。
座右の銘をお聞かせください。
「人間万事塞翁(さいおう)が馬」。悪い出来事が起こっても、全力で立ち向かえば良い結果に変えていけます。一喜一憂しないことです。
Overview [概要]
| ◼所在地 |
〒957-0000 新発田市富塚1419 TEL.0254-27-2101 |
| ◼創業 | 1949年8月(島津印刷株式会社) |
| ◼事業内容 | 印刷業務全般、広告代理業、IT事業 |
| ◼資本金 | 9,000万円(島津ホールディングスグループ合計:1億7,800万円) |
| ◼売上高 | グループ連結売上45億5,000万円(2025年6月期) |
| ◼従業員数 | 275人(島津グループ合計・パート30人含む) |
| ◼支社・営業所 | 島津印刷㈱:東京事業部、大阪営業所、新潟事業部、仙台営業所 ㈱北都:東京営業部 |
| ◼グループ会社 | 島津印刷㈱、㈱北都、朝日印刷㈱、㈱タクト、㈲フリーハンド |
| ◼ホームページ | https://www.shimazu-hd.co.jp |

