成長の10年へ 環境変化に対応し価値創造に挑む
野崎 正博 氏
昨年は創業60周年でしたね。
60年も続けることができたのは、当社に関わってくださった皆さまのおかげと感謝しております。
今年から、2045年度のありたい姿を描いた超長期計画「ICHIMASA30ビジョン」のセカンドステージが始まります。今後10年を「成長の10年」と位置付け、さらなる企業価値の向上を目指します。
社員には「会社を壊さなければ、成長はない」と言ってきました。社員一人一人が会社のビジョンに納得し、何をすべきかを自発的に考え、多様な意見をぶつけ合う風通しの良い組織風土を醸成することで「成長の10年」を達成できると考えています。
注力することをお話しください。
当社は創業以来、水産練り製品の研究開発に研さんを積んできました。良質な魚肉たんぱくを次世代につなげるため、食と先端技術を組み合わせた「フードテック」の探究に力を入れています。昨年の大阪・関西万博では県主催のイベントに次世代水産加工食品「ネクストシーフード」を出展。うに風味や明太子風味の試食は長蛇の列になり、整理券を配るほどの人気でした。3Dフードプリンターを使った山形大学との共同研究の成果にも大変な反響がありました。
細胞性すり身の共同研究も第一フェーズを成功裏に終え、次のステップに移行します。今後も安全・安心な品質とおいしさを両立した、人と環境にやさしい商品の研究開発を進めていきます。
また企業の成長の源泉は人であり人的資本経営をさらに強化します。人と企業が共に成長し合う新しい働き方「いちまさワークスタイル」の定着と浸透のため、昨年7月には推進委員会を立ち上げ、経営会議の下に位置付けました。将来のキャリアを見据えて自発的に資格取得に励む姿や、他部署との間でコミュニケーションを取りながら改善する姿が見られ、個人の自信がついてきたことを肌で感じます。
持ち株会社体制への移行に関する検討も開始しました。市場環境が変化する中、成長戦略を推進し、企業価値を向上させるために、メリットとデメリットを精査しながら判断したいと考えています。
座右の銘をお聞かせください。
「至誠通天(しせいつうてん)」です。誠を持って通せば天に通じるという意味で、社是の「人生はやまびこである」にも通じる言葉。誠実・謙虚・感謝の心で、おいしさを未来へつなげていきます。
Overview [概要]
| ◼所在地 |
〒950-8735 新潟市東区津島屋七丁目77番地 TEL.025-270-7111 FAX.025-270-7154 |
| ◼創業 | 1965年1月 |
| ◼事業内容 | 水産練製品・惣菜の製造販売およびきのこの生産販売 |
| ◼資本金 | 9億4,000万円 |
| ◼売上高 | 345億7,900万円(連結2025年6月期) |
| ◼従業員数 | 928人(2025年6月期現在) |
| ◼支店・工場 | 国内4支社(8支店)、7工場・1センター(新潟県内6拠点・北海道・滋賀県) |
| ◼グループ会社 | ㈱イチマサ冷蔵、PT.KML ICHIMASA FOODS(インドネシア) |
| ◼ホームページ | https://corporate.ichimasa.co.jp |

