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ベトナム、台湾、新潟を結び新しい風を

代表取締役
佐野 由香利

ベトナム事務所に続き2月に台湾事務所を開設。その目的は。

 2020年に開設したベトナム事務所が本格始動し、徐々にお客さまも増えてきました。当社が海外に拠点を構える第1の目的は、新潟のお客さまが海外展開をする際のお手伝いですから、1カ所に腰を据えてというよりも、ネットワークをつくることに意義を求めています。今回開設した台湾は、ベトナム以上に親日的で、文化的にも日本と近しいところ。新潟からベトナム、台湾へ、循環ルートを構築してお客さまの海外展開をしっかりサポートします。将来的にはベトナム、台湾の企業の日本進出もお手伝いして、交流の架け橋になれたらと願っています。
 ベトナムのスーパーには青森県産リンゴの大きな売り場があります。他の産地に比べて高価格ですが、ずっと売り場が維持されているのは本気で販促に取り組んでいるから。新潟県には米、酒のほか果物や枝豆など特産品がたくさんありますが、一歩県外へ出ると意外なほど県産品に出合う機会が少ないのが現実。円安の今こそ、売り込むチャンスです。また、県産品を売ることは新潟のPRでもあり、その先にはインバウンド拡大が期待できるのではないでしょうか。

展示会需要はいかがですか。

 旺盛だと思います。昨年11月に朱鷺メッセ(新潟市中央区)で開催された食の国際総合見本市「フードメッセinにいがた」は過去15回で最高の出展者数となり、キャンセル待ちが出ました。当社は初回からお手伝いしていますが、展示ホールがブースでいっぱいになる県内最大級の展示会に成長し、感慨深いものがありました。首都圏はじめ県外の展示会出展の希望も多いです。
 ただ、オンラインでのセミナー開催も普及し、完全には以前のスタイルに戻ることはないだろうと考えています。ICTを活用した複合的なPRが必要になっていくでしょう。どのようなケースでも最適な提案ができるよう態勢を整えています。

新社屋がまもなく完成します。

 2階建てで総床面積が1,200平方メートルの木造建築です。木造はCO2削減と木材利用に貢献します。この規模のものは新潟では珍しく、建築確認に数カ月費やしました。8月に移転予定です。社員が気持ちよく、健康的に働ける場になるでしょう。

次世代のリーダーに望むことは。

 20代での成功も、失敗も、20年後に振り返ってみればどちらも大したことはありません。今のうちにたくさん失敗してください。

Overview [概要]

新社屋完成予想図
◼所在地 〒950-0983 新潟市中央区神道寺2-3-23
TEL.025-243-6827 FAX.025-241-0768
◼設立 1986年1月
◼事業内容 見本市・展示会設計施工、各種イベントの企画運営、学会PCO業務、事務局代行、式典、サイン工事、内装工事
◼資本金 1,000万円
◼従業員数 55人(グループ合計)
◼グループ会社 ㈱シンセンリフォーム、㈱井浦建設、シンセンベトナム
◼ホームページ https://shinsen.biz/