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100周年のその先へ 今年は「変化」の年

代表取締役社長
小林 輝昭

昨年春に社長に就任されました。

 当社の歴史は長く、その間に考え方も大きく変化してきました。時代の変遷とともに進化を続けてきた結果、今の技術があります。そのDNAを継承し、3年後の創業100年、更にその先の100年へとつなげていきたいと考えています。このタイミングで2031年度までの中長期経営計画の立案に取り組みました。100周年は大きな節目ではありますが、ゴールではなく、その先を見据えて成長していこうということです。計画初年度である今年は「変化」をテーマに全社的に取り組んでいます。

目指すべき「変化」とは何ですか。

 社会が絶えず変化しています。5年前、10年前から世の中はどう変わったか、その間自分の業務の在り方、仕事に臨む姿勢は果たして変わったか。社員全員が自らに問い、アクションを起こし、思い切って変えていこうということ。変化する時代へ対応していくということだと思います。
 4年間の新型ウイルス禍を経て、価値観も大きく変化しました。その変化に対応した改革を進めています。具体的にはテレワークやサテライトオフィスの設置など、柔軟な働き方で自由な発想を生み出せる環境、働き甲斐のある環境をつくりたいですね。
 それから昨年初めてベトナム人技術者を5人採用し、今年はさらに6人の採用を決めました。全員本国の建設・土木などの大学を卒業しており、日本永住を希望しています。外国人と協働し切磋琢磨(せっさたくま)することで職場風土を変え、パフォーマンス向上につなげていきたいと考えています。

ものづくりにおける「変化」は。

 21年に経営統合した日本コムシスの支援により、IT技術を生かした「スマートファクトリー」化を進めます。われわれの製品は巨大で重くてオーダーメードですから、業界全体的にスマートとは言い難い。手本がまだどこにもない中で、IT技術を融合した独自の取り組み、試行錯誤が今後の成長を握る鍵になると位置付けています。

次世代のリーダーに望むことは。

 人と技術が当社の強みであり、進化を続けています。そのDNAを引き継いでいくチャレンジを続けてほしい。「3年後の100周年に向けて『変化』『新化』『成長』して行く」というスローガンのもと、今年は「変化」の年と位置づけました。次世代リーダーにはその変化を推進していく役割を期待しています。次世代リーダーが育つ環境をつくっていくことは、われわれの世代の責務です。

Overview [概要]

◼所在地 本社 〒950-0087 新潟市中央区東大通1-2-23 北陸ビル5F
TEL.025-255-5158 FAX.025-255-5157
東港工場 〒957-0101 北蒲原郡聖籠町東港3-2265-6
TEL.025-256-2111(大代表) FAX.025-256-2377
◼創業 1927年4月3日
◼設立 1956年4月2日
◼事業内容 建築用鉄骨・鋼橋等大型鋼構造物の設計・製作及び現場施工
◼資本金 9,800万円
◼売上高 約149億円
◼従業員数 280人
◼工場・支店・営業所 東港工場・東京支店・東北営業所
◼ホームページ https://www.fujiki-t.co.jp/