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「共創」の中から新規ビジネス創出

代表取締役社長
南雲 俊介

本年度の方針をお話しください。

 ビジョンに「価値共創型企業をめざす」と掲げているように、本年度も「共創」の中から新しいビジネスモデルを提案していきたいですね。
 昨年、当社と県内の学習塾でAI搭載のオンライン教育システム「MULT-i(マルチアイ)」を開発。AIが生徒の表情から気持ちを分析して講師に伝えます。生徒の手元カメラの映像と併せて見ることで、問題を解く途中でつまずいたポイントを把握し、心理面に配慮しながら効果的に指導できます。職人の技術を遠隔地の人に承継するなど「MULT-i」のさらなる活用に期待しています。

3年間の中期経営計画を策定しました。

 今後の数年間でIT事業は激しく変化すると予測されています。国が進めている行政ITの標準化により、業務やサービス、そして関連するビジネスも大きく様変わりします。マイナンバーを基軸としたさまざまなひもづけが進められると、利便性と有効活用につながる新たなデータ駆動型ビジネスも出現すると考えられます。ソフトウエア開発の分野でも、お客さまと共にテストや実装を行う「アジャイル型開発」や、現場主導型で迅速にアプリケーションを開発する「ローコード」や「ノーコード」といった新しい開発手法との組み合わせにより、 従来型のビジネスから転換を図る必要があります。
 インターネット上の仮想空間「メタバース」も普及が進むでしょう。当社でも採用説明会やセミナーなどに導入していますが、やがてはバーチャル世界でのコミュニケーションやサービスの提供が当たり前になるので、対応が急がれます。
 当社が所属するグループのシナジーも高めつつ、同業他社とお互いのノウハウや技術を持ち寄って一つの形をつくるコラボレーションモデルも必要になってきます。人財の育成や確保も業界全体の課題であり、全てにおいてスピード感が必須です。
 「共創」によるサービスから価値を生み出し成果を上げることに本気で取り組む3年間になると思います。

新潟の元気に必要なことは。

 「魅力あるまちづくり」が基本です。例えば、現実と仮想のつながりが創り出す新しい街の形を実現することで、デジタルを活用しつつ、リアルでも実際に足を運んでもらえるような新潟になるといいですよね。私の夢は新潟をIT人財と技術の集積地にすること。世界中からテック人財が集まってきたら素晴らしいですよね。

Overview [概要]

◼所在地 〒950-0916 新潟市中央区米山2丁目5番地1
TEL.025-243-0211㈹ FAX.025-241-2444
◼創立 1966年4月1日
◼事業内容 システムインテグレーション(官公庁・地方自治体分野、医療分野、保健福祉分野、民間分野)、アウトソーシングサービス(受託情報処理サービス・IDCサービス)、ソフトウエア開発、システム販売、コンサルテーション
◼資本金 2億円
◼売上高 134億円(2022年3月期)
◼従業員数 395人(2023年3月1日現在)
◼支社 長岡支社、上越支社、東京支社、東北営業所、長野事業所、Creative Lab
◼ホームページ https://www.bsnnet.co.jp/