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創業60年 歴史を財産に100年企業を目指す

代表取締役 社長執行役員
野崎 正博

1月22日に創業60周年を迎えました。

 多くの方々に支えられた60年でした。社内公募で記念ロゴを制作し、お客さまには60周年記念キャンペーンなどを通じて感謝の気持ちをお伝えしたいと思っています。
 これまで当社で働いてくれた社員や、お取引先さまに深く感謝し、今後も皆さまに愛される商品づくりに尽力します。社員には改めて100年企業に向けたメッセージを発信しました。私たちが目指す2045年度のありたい姿「ICHIMASA30ビジョン」達成への思いを新たにすると同時に、持続可能な成長に向けた責任を痛感しています。

今年のトピックをお話しください。

 当社はICHIMASA30ビジョン達成に向けて、10年ごとの三つのステージに分けたロードマップを描いています。ファーストステージも残すところ1年余りとなり、次のステージ「成長の10年」へ向けたスタートダッシュを切るため、当社の強みをさらに強化していきます。
 商品としては、ちくわやはんぺんなどを通じ良質な魚由来のタンパク質「フィッシュプロテイン」の良さをアピールしていきます。昨年50周年を迎えた当社のカニ風味かまぼこも消化吸収に優れたプロテインです。ご家庭に常備していただきたいですね。また次世代水産加工食品「ネクストシーフード」に力を入れ、水産資源の保護と食への探求を両立していきます。
 食品ロス削減や脱炭素化の取り組みは企業の社会的責任であり、賞味期限延長や包材の省資源化、工場での再生可能エネルギー導入など、サステナビリティーの課題に積極的に取り組みます。
 また、労働時間の10%を自己啓発に使い、社員と企業が共に成長し合う新しい働き方「いちまさワークスタイル」の浸透を図っています。自分自身を成長させる時間として定着させたいと思います。

若い頃の自分にかけたい言葉は。

 私は物事を捉える際に必ず「四つの目」と「五常の徳」を意識しています。四つの目とは、俯瞰(ふかん)的にあるいは局所的に、そして時流を読んだり視点を変えたりと多角的に物事を見て本質を捉えること。五常の徳とは仁、義、礼、智を正しく行うことで信を得ようという儒教の考えです。もし10年前に戻れるなら、もっと知見を広げて自分ごとと捉えよう、と伝えたいですね。あの頃に今のような考え方を持っていたら、会社は変わっていたかもしれません。

Overview [概要]

本社・本社工場・本社第二工場
◼所在地 〒950-8735 新潟市東区津島屋七丁目77番地
TEL.025-270-7111 FAX.025-270-7154
◼創業 1965年1月
◼事業内容 水産練製品・惣菜の製造販売およびきのこの生産販売
◼資本金 9億4,000万円
◼売上高 344億8,700万円(連結2024年6月期)
◼従業員数 928人(2024年6月期現在)
◼支店・工場 8支店(札幌・仙台・新潟・東京・名古屋・大阪・広島・福岡)、7工場・1センター(新潟県内6拠点・北海道・滋賀県)
◼グループ会社 ㈱イチマサ冷蔵、PT.KML ICHIMASA FOODS(インドネシア)
◼ホームページ https://corporate.ichimasa.co.jp