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オフィス環境からウェルビーイングを推進

支店長
竹沢 則好

新型ウイルスの5類移行後、オフィス環境に変化を感じますか。

 首都圏ではテレワークと出社を組み合わせた「ハイブリッドワーク」が定着した感があります。当社ではそれを想定した提案を以前から続けていますが、業界全体が順調に伸びている感じがします。首都圏は再開発などでオフィスビル建設が盛んですから、今後もオフィス環境事業は勢いが増すでしょう。
 当社は昨年から新しい中期経営計画がスタートしました。新たな需要により収益力を強化し、事業規模を拡大する「需要創出型企業」への変革を加速する3年間になります。

注力する製品をお聞かせください。

 電動昇降デスク「Swift Nex(スイフト ネックス)」です。2015年に発売のデスクを昨年リニューアル。働く人のウェルビーイングに注目した製品です。天板を上下させることができるため立ち姿勢や座り姿勢が取れるほか、一人一人の身長や体格、作業に合わせて天板の高さを調整することで肩や首回りの負担が減り、生産性も上がります。欧米では9割近くのオフィスに普及していますが、日本では約1割。さらに販売を推進します。
 また首都圏では、1人で仕事に集中したい時やウェブ会議に最適なワークブースの販売がここ数年好調でした。新潟でも伸びる可能性はあると思いますので提案していきます。

環境に配慮した素材を使った製品も多いですね。

 オカムラはものづくりにおいてサーキュラーエコノミー(循環型経済)の概念に基づいた「サーキュラーデザイン」を提唱しています。例えば「Potam(ポータム)」という椅子は、脚部分には使用済みの樹脂脚を粉砕して再生したリサイクル素材を、ファブリック(布)部分には製品製造時に発生する生地端材や回収衣類をリサイクルした糸、ペットボトルを再生した糸といった再生材を100%使用した生地をラインアップしています。地球環境に配慮した取り組みは企業の責任。新製品も年々増えています。

次世代のリーダーに望むことは。

 失敗を恐れず、新しいことにどんどんチャレンジしてほしいですね。失敗するのも結果を出すための一つのプロセス。失敗から学ぶことでリーダーとしての素養も育ちます。他人を思いやる利他の心を忘れず、考え方や価値観が違う人を受け入れることも大切です。私自身は一方的な指示や命令ではなく、部下の意見をよく聞き、彼らを支えながら可能性を引き出すよう心掛けています。

Overview [概要]

◼所在地 〒950-0088 新潟市中央区万代3-1-1 メディアシップ12階
TEL.025-243-2281 FAX.025-243-2284
(本社:神奈川県横浜市西区北幸1-4-1 天理ビル19階 TEL.045-319-3401)
◼創業 1945年10月
◼事業内容 スチール家具全般の製造・販売、産業機械その他の製造・販売、金属製建具取付工事の請負、建築業に関わる付帯工事・設計・製造・販売、商品陳列機器その他の製造・販売、各種セキュリティ機器に関わる付帯工事・設計・販売、各種医療機器その他の機械器具の設計、製造ならびに販売、事務所の環境向上と事務・生産効率向上に関する情報の提供とこれに関連する機器の製造・販売
◼資本金 186億7,000万円(2023年3月31日現在)
◼売上高 2,770億1,500万円(連結2023年3月期)
◼従業員数 3,844人(2023年3月31日現在)
◼ホームページ https://www.okamura.co.jp