こどもNISA普及「資産運用立県・新潟」の実現へ
江越 誠 氏
相場の活況が続いています。
2024年に日経平均株価が初めて4万円台に乗り、25年には5万円台へ、今年に入ってからは6万円台をうかがう水準まで上昇しました。背景にあるのはデフレからインフレへの時代の転換。デフレ時代は現金を持つだけでお金の価値が上がりましたが、インフレ下では逆に現金の価値は目減りしていきます。30年続いた「デフレ脳」からの意識転換を促すことが当社の啓蒙活動の柱です。また、かつての国内上場企業は内部留保の積み上げを優先し株主への還元は後回しにされがちでしたが、今は配当の充実や株主との対話が定着しつつあります。これが国内外の投資家の再評価を呼び、高市政権による政局安定への期待感も重なって、株価上昇の原動力となっています。
御社独自の取り組みについてお聞かせください。
小・中学校、高校への出前授業や企業向け職域セミナーを各地で実施しています。先生方も熱心に聞き入る場面も多く、関心の高さが幅広い層に及んでいることを感じています。また、地域応援ファンドの収益の一部を新潟県に毎年寄付し、若い世代の起業やインフラ環境の整備を後押ししています。新潟県に育てられたという感謝の思いが、当社の地域貢献の原点です。
昨年10月には、社員と家族を招いた社内運動会を実施しました。久しぶりに顔を合わせた社員同士が交流する姿に、こうした機会を定期的に設けることの大切さを実感しました。
本年度の経営方針は。
27年1月開始予定のこども向け少額投資非課税制度「こどもNISA(仮称)」の普及が最大のテーマです。親・祖父母から子・孫の未来への贈与として積み立て、12歳からは教育資金として活用もできて、18歳以降は子どもの資産形成の応援ができる制度となりそうです。「資産運用立県・新潟」の実現に向けて、NISA利用者の拡大に取り組みます。社内ではプロジェクトチームを編成し、お客さま一人一人の考え方に寄り添ったご提案ができる体制を整えます。
座右の銘をお聞かせください。
上杉鷹山の「なせば成る」の言葉です。原文は「成らぬは人のなさぬなりけり」ですが、私は常に「成らぬは己のなさぬなりけり」と自分に置き換えて心に刻んでいます。物事がうまくいかない時、環境や他者のせいにするのは簡単です。しかし、成就しないのは自分がなしていないからだと謙虚に立ち返る。この言葉を戒めとして持ち続けています。
Overview [概要]
| ◼所在地 |
〒940-0062 長岡市大手通1丁目5番地5 TEL.0258-35-0290(代) |
| ◼創業 | 1899年10月 |
| ◼事業内容 | 金融商品取引業 |
| ◼資本金 | 8億5,257万円 |
| ◼営業収益 | 45億300万円(2025年3月期) |
| ◼従業員数 | 186人 |
| ◼支店・営業所 | 新潟支店、柏崎支店、十日町支店、上越支店、三条支店、見附支店、新井支店、小出支店、新発田支店、五泉支店、六日町営業所、小千谷営業所 |
| ◼ホームページ | https://www.okasan-niigata.co.jp |

