最も身近な薬局として地域の健康を守る
永田 浩史 氏
今年のトピックをお話しください。
本年度は2年に1度の診療報酬改定の年。物価・賃金の上昇や人手不足などに伴い、診療報酬本体が引き上げられます。ただ調剤薬局にとっては都市部への出店が厳しくなり、統合が進むという予測もあります。当社としては、約100店舗の薬局のデータを活用して、地域の患者さんにより満足していただける堅実な経営を行います。
処方箋がないと入りにくい調剤薬局ですが、気軽に入っていただくため、各薬局で健康フェアを実施しています。私も肌年齢をチェックしてもらったところ、実年齢より少し上と診断され、それから保湿に気をつけるなど意識しています。肌年齢は病気ではありませんが、病気になる手前の「未病」のケアなどの案内ができるのが私たちの強みです。
また今年2月に厚生労働省が緊急避妊薬の調剤・販売を認め、当社の薬局でも半数ほどの店舗で取り扱いを始めました。今後も地域の皆さまに求められることを理解し、取り組んでいきます。
ドラッグストアの攻勢が激しいですね。
確かにすごい勢いで店舗数を増やしています。ドラッグストアを調剤薬局として利用する方々は、調剤を待っている間に買い物をするのかもしれません。当社でも患者さんの待ち時間を減らそうと、AIによる処方箋の自動読み込みシステムを導入した店舗もあります。ご利用いただく方の満足度を上げ、最も身近な薬局として選んでいただきたいと思います。また医師への開業支援や地域包括ケアシステムの重要な一員として地域医療を支えていきます。
調剤薬局の顔と言える薬剤師の数は足りていますか。
やや少ないですね。これまで当社は薬剤師の9割5分が新潟薬科大学の卒業生でした。同大は2027年4月より新潟科学大学に名称変更することに伴い、薬学部・薬学科の定員が減るので少し懸念しています。県外の薬学部へのリクルート活動も進めていきます。
出前授業で薬剤師の仕事をアピールしていますが、薬のこと以外も話ができる方が実は薬剤師に向いていると思います。薬局だけで完結できる仕事ではないので、いろいろなことに興味を持ってほしいですね。
座右の銘をお聞かせください。
座右の銘ではありませんが心掛けていることは「傾聴」です。相手が話しだしたら決して遮らず、最後まで静かにお聞きするようにしています。
Overview [概要]
| ◼所在地 |
〒950-0162 新潟市江南区亀田大月2-5-38 TEL.025-383-1200 FAX.025-383-1201 |
| ◼創業 | 1948年6月 |
| ◼事業内容 | 保険調剤薬局・医薬品販売・開業支援 |
| ◼資本金 | 300万円 |
| ◼売上高 | 171億円(2025年3月期) |
| ◼店舗数 | 107店舗(2025年3月末) |
| ◼従業員数 | 642人(2025年3月末) |
| ◼薬剤師数 | 330人(2025年3月末) |
| ◼ホームページ | https://kyoueido.net/ |

