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港の魅力を発信 再生可能エネルギーで地域貢献を

代表取締役社長
社長執行役員
本間 常悌

今年は創立120周年ですね。

 節目の年を迎えるに当たり、何より皆さまに感謝を申し上げます。日本で唯一の私有港「臨港ふ頭」を持つ総合物流企業として、これからも港湾事業を中心に前進していきます。
 四方を海に囲まれた日本で港の存在は欠かせず、言うなればエッセンシャルワーカーとしての役割があります。安全安心はもちろん安定的に物資を届け、皆さまの暮らしを支え続けます。「みなとから今を支え、明日を拓く。」というパーパス(存在意義)の下、港の魅力向上と再生可能エネルギー事業に注力します。

具体的な取り組みは。

 例えば、地域の協力を得て、子どもたちにコンテナターミナルを公開し、港というフィールドに親しんでもらうなど、港の良さや必要性をアピールしていくことで、港に人を集めたいですね。
 再生可能エネルギーに関しては、昨年末に新潟東港バイオマス発電所が稼働し始め、2029年には村上市・胎内市沖の洋上風力発電所と世界最大規模のバイオマス発電所ができる計画があります。地元企業としてそれらに最大限協力し、地域に貢献していきたいと思います。
 その一端として、社員に空と水中両方のドローンの免許を取得してもらいました。将来的には洋上風力発電の空からの点検や、当社が管理する臨港ふ頭港内の水中点検に役立てていく考えです。またドローンを使った輸送など、さまざまな可能性に挑戦していきます。

日本海側拠点港としての役割についてお話しください。

 昨年は能登半島地震があり、南海トラフ巨大地震の発生確率も上がっています。災害発生時の事業継続計画(BCP)の観点から、備えとして新潟の港の活用を荷主に提案しています。今年になってトライアルの話も多く頂いており、しっかりと対応していきたいと考えています。
 さらに、日本の地方港として海外との経済的結び付きを深め、国際物流に貢献します。新潟は中国との貿易量が特に多く、世界経済の流れを見極めつつ、中国の動きを注視しなければなりません。

若い頃の自分にかけたい言葉は。

 「何事にも興味を持ってチャレンジしてみなさい」と言ってあげたい。私自身、まだまだできたとの思いがありますから。失敗したっていいじゃないか、それが経験からの学びとなり将来に生きてくると。何にでも挑戦することで、本当にやりたいことが見つかるものです。

Overview [概要]

本州日本海側初の大型危険品倉庫と倉庫群
◼所在地 本社:〒950-8540 新潟市中央区万代5丁目11番30号
TEL.025-245-4113 FAX.025-248-4113
◼設立 1905(明治38)年11月12日
◼事業内容 港湾運送事業、倉庫業、貨物利用運送事業、通関業、航空貨物取扱業、船舶代理店業、不動産事業、保険代理店業、商品販売事業、機械販売事業、産業廃棄物処理業 など
◼資本金 19億5,000万円
◼売上高 97億4,000万円(2024年3月期)
◼従業員数 339人(2025年1月現在)
◼支社・支店・営業所など 東港支社、東港コンテナターミナル、東京支社、臨港支店、直江津支店、横浜営業所、上海事務所、機械営業部、木材リサイクルセンター
◼グループ会社 リンコー運輸株式会社、リンコー港運倉庫株式会社、株式会社ホテル新潟(運営ホテル:ANAクラウンプラザホテル新潟)
◼ホームページ https://www.rinko.co.jp/