未来に責任を持つ企業として脱炭素に貢献

北川 雅一朗 氏
省エネ、CO2削減、健康など、さまざまな課題から空調が注目されています。
新型ウイルスの感染拡大で「換気」が重視されるようになりました。しかし、窓を開けるだけでよどみなく換気されるわけではありません。空調機器を過剰に設置することなく、全館よどみない換気を可能にするため、当社では気流解析のデータを基に、効果の高い空調設計を行います。ここ数年続く電気代の値上がりが気になる方も多いと思いますが、イニシャルコストもランニングコストも削減する提案を行っています。
日本の年間CO2排出量の3~4割はオフィスビルからとされています。新しいビルは建物のエネルギー消費量を実質ゼロとする「ZEB(ゼブ、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」が標準となりつつありますが、問題は古いビル。CO2排出量を減らし、快適な環境と高いエネルギー効率を実現するリニューアルをどう行っていくか、ここで技術力、提案力が問われます。われわれの業界が持続可能な社会構築の鍵を握っていると言っても過言ではありません。
持続可能性を高めるため、会社として取り組んでいることは。
従来この業界は「工事をする」だけで、お客さまでなく「物件」を見ていたところがありました。持続可能性の観点からいえば、高い技術だけでなく、お客さまのニーズをしっかり受け取り、それを計画に落とし込んだ上で、CO2排出削減を実現する企業に変わっていく必要があります。そのため、当社では2020年から中長期計画に取り組み、意識改革を行っています。計画開始以前からも社内で新規事業のアイデアを募って事業化するなど、果敢に挑む環境づくりを進めています。
これまでもさまざまな省エネ提案を行ってきましたが、現在はZEBやエネルギーマネジメントなど、建物全体のエネルギーを減らす取り組みを強化しています。設計・施工・保守など設備にまつわる全てをワンストップで提供し、お客さまの最適な事業環境と持続可能な社会づくりに貢献します。日本の未来に責任を持つ企業でありたいですから。
若い頃の自分にアドバイスするとしたら、どんな言葉をかけますか。
社会人人生は想像するほど長くはありません。30歳を超えたら、周囲の人たちをリードし、現状を変えていく責任を負うことになります。そのために20代は、脇目も振らず自力を付けることに集中しなさいと言いたいですね。
Overview [概要]

◼所在地 |
〒950-8740 新潟市中央区笹口3丁目7番地15 TEL.025-245-0221 FAX.025-241-2851 (本社)〒921-8526 石川県金沢市御影町10番7号 |
◼設立 | 1954年10月21日 |
◼事業内容 | 空気調和設備の設計・施工、給排水衛生設備の設計・施工、防災設備の設計・施工、クリーンルームの設計・施工、その他の冷熱関連・融雪設備、再生可能エネルギー 太陽光発電所建設 |
◼資本金 | 1億円 |
◼売上高 | 198億円 |
◼従業員数 | 378人 |
◼支店・営業所 | 東京本社、新潟支店、長岡支店、富山支店、福井支店、長野支店、仙台支店、上越営業所、白山営業所、加賀営業所、七尾営業所、高岡営業所、千葉営業所、盛岡営業所 |
◼グループ会社 | RYOKI ENERGY株式会社 |
◼ホームページ | https://www.ryokikogyo.co.jp/ |