転換点迎え令和の社会に果たすべき使命考える

荒川 義克 氏
新戦力を迎える春が来ました。
新卒は女性5人を含む13人です。今年のテーマの一つに掲げた人材確保の一環として働き方改革や健康経営をさらに推進します。県の健康経営推進企業には2016年に登録済みです。経済産業省の「健康経営優良法人2025」に認定され、新たに新潟市の健康経営認定事業所の認定も受けました。
「女性活躍推進」「子育て支援」「若者の採用・育成」に関する国の認定基準を満たすことを目標に、社員415人の3割を占める女性が活躍できる場を広げます。男性仕様だったユニホームを女性も着用しやすいデザインに一新しました。
ウイルス禍からも解放されました。
昨年2月に社員旅行を再開しました。コミュニケーションを活発にすべく当社グループ全体の営業会議を昨夏初めて開き、各社の業務や情報を共有しグループとしてのメリットも理解してもらいました。秋には社員とグループ企業幹部が一堂に会し方針を協議、共有する「グリーンビジョンミーティング」も5年ぶりに開催しました。デジタル投資にも注力し、ドローンをはじめとする先端機器の導入、生成AIを活用して業務効率化や経営効率化を進めます。
県外の大型工事などもあり業況は順調です。継続して受注しているリニア中央新幹線関連工事に関し安全表彰を受け、今後も工事が継続していきます。昨年1月の能登半島地震に伴う新潟市での復旧工事などにも従事しています。また、当社が管理運営を担う指定管理施設は、4月から「新潟県立島見緑地・聖籠緑地」、秋には燕市の「ハレラテつばめ」が加わり、県内外合わせて68施設となります。
当社独自開発の飛砂防止工法「はまみどり」は秋田、福岡でも試験施工が始まり、昨年6月には環境省の環境技術実証事業の認証を頂きました。「はまみどり」の拡大をさらに進めていきます。
転換点を迎えたと考えているそうですね。
当社グループ全体の売上高は順調に推移し若い戦力が入ってきています。その中で、グループとしてどういう使命を果たし、どのような経営を行っていくべきか考えています。建設業は「造る」から「メンテナンス」への流れが生まれ、高齢化や人手不足にも直面し変わり目を迎えつつあります。専門工事業という軸足は堅持し、そこを深掘りするとともに横展開では力のある企業と連携を進めて顧客ニーズに応えていきます。
Overview [概要]

◼所在地 |
〒950-0983 新潟市中央区神道寺2丁目2番10号 TEL.025-242-2711㈹ FAX.025-242-2700 |
◼創業 | 1971年3月 |
◼事業内容 | 法面工事、造園工事、指定管理者業務、コンクリート構造物維持補修・補強工事、ゴルフ場関連工事、屋外体育施設工事など |
◼資本金 | 4,000万円 |
◼売上高 | 52億4,571万円(2024年7月実績) |
◼従業員数 | 415人(2024年7月現在) |
◼支店・営業所 | 中越支店、上越支店、東京支店、下越営業所、佐渡営業所、柏崎営業所、十日町営業所、仙台営業所、豊栄営業所、岡崎営業所 |
◼ホームページ | https://www.green-s.co.jp/ |