今年３月「コメリパワー」の１００店舗目が佐賀県で開店しました。

　メガホームセンター「パワー」を初出店してから21年。１００店舗達成は感慨深いですね。今後も商圏人口に応じた新店舗出店と共に、既存店リニューアルにも注力します。
　昨年は地域密着型の店舗「ハード＆グリーン」の改革にも本格的に着手しました。品ぞろえ、レイアウト、建物構成などをフルモデルチェンジした新店では、生産性が２割以上アップしました。今年から既存店にも水平展開していきます。

リフォーム事業、ＰＢ（プライベートブランド）が好調です。

　現在全国１,２００以上ある全てのコメリ店舗でフルリフォーム受付体制を整えています。店の価値は、お客さまのお困りごとを解決できるか否かにかかっていると考えます。
　ＰＢではカー用品の「クルザード」が非常に好評です。お客さまが真に必要な機能にフォーカスした高品質・低価格の商品を開発しています。ＳＮＳなどで取り上げていただき、話題になっています。他にもＰＢを展開していますが、コメリの商品ブランドは「価格も品質も保証する」というお客さまへのお約束事です。ブランディングにさらに磨きをかけていきたいと考えています。

物流関連での動きは。

　全国11カ所の物流センターを活用し、調達から販売まで全工程の最適化を図る「サプライチェーンマネジメント（ＳＣＭ）」を構築しています。物流センターに取引先からの商品を集約し、店舗ごとに仕分けをして配送。取引先から直接店舗に配送するよりエネルギー使用量もＣＯ２排出量も削減しました。また、ドライバーの待ち時間短縮のために時間指定納品を推進するなど、社会的コストの圧縮にも取り組んでいます。
　また昨年から、切り花を自社グループで流通加工する「フレッシュマネジメントセンター（ＦＭＣ）」が新潟流通管理センターと花巻流通センター（岩手県花巻市）で稼働を開始しました。茨城を含む３カ所のＦＭＣの稼働を通じて、東日本の店舗を中心に新鮮・安価な切り花を販売。非常にご好評をいただいております。

次世代のリーダーに望むことは。

　仕事をする上で、コメリの考え方を明文化した「コメリグループ綱領」にある『仕事は正面から取り組め』という一節を心に、問題解決に当たっています。リーダーこそ現場に足を運び、洗い出した問題の応急処置はもちろん、根本的対応をするべく取り組んでほしいと思います。