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メイドイン新潟の酒の魅力を国内外へ発信

代表取締役社長
細田 康

本年度、注力することは。

 昨年は「久保田」40周年を記念し、さまざまなイベントを開催しました。来場者には日本酒への理解を深めてもらえたと感じていますが、日本全体として飲酒人口は減少しています。これからも消費者に直接訴えていくイベントを再構築していきます。
 「久保田」は長らく、対面でなければ伝わらない魅力があるとの考えから、町の酒屋さんを中心に販売してきました。SNS全盛の現在も、人から人への推薦が最も信頼されるという点は変わりません。飲食店を含めたお客さまとの接点の開拓や関係強化には引き続き力を入れていきます。
 社内では将来的な労働力不足を見据え、生産性向上の取り組みを進めます。酒造りの核心部分は人の手による作業ですが、倉庫作業の自動化など効率化に向けた具体的な実験を進めている段階です。
 海外市場も重要です。当社の日本酒は現在37カ国に輸出していますが、特に米国では、現地法人の人員拡充やプロモーション強化など、質・量の両面で投資を進める計画です。これまで日本酒の輸出は日本食レストランの増加に比例して伸長してきましたが、日本食以外の食事の場面でも日本酒が選ばれるよう、活動を強化していきます。

猛暑のリスクに対応した酒米作りも急務です。

 関連会社のあさひ農研では、猛暑でも酒造りに適した酒米を確保できるよう、技術的な改良を進めていきます。当社では約40年近くにわたり、契約栽培を続けており、栽培グループの勉強会やJAによる指導を通じて培われてきた技術があります。厳しい気候でも良質なコメを生産できる農家と連携し、地元新潟の原料を使い続けられる環境づくりにも貢献していきます。

座右の銘をお聞かせください。

 「不易流行」です。社長に就任する頃から意識した言葉で、守るべき本質を見極めつつ、その時代のニーズに寄り添った提案を続けることが重要だと考えています。「久保田」の淡麗辛口のラインアップに、香りや甘みを備えつつ「キレ」がある新味を加えたのもその一環です。
 もう一つは「神は細部に宿る」。品質の高さは細部にこそ表れます。例えば、「久保田」のラベルには柏崎市高柳地区の職人による手すき和紙を使っています。酒のおいしさという本質を追求しながら、細部までこだわったものづくりを続ける姿勢を大切にしていきます。

Overview [概要]

2025年で発売40年を迎えた「久保田」は現在17商品にのぼる
◼所在地 〒949-5494 長岡市朝日880-1
TEL.0258-92-3181代 FAX.0258-92-4875
◼創業 1830(天保元)年
◼創立 1920(大正9)年
◼事業内容 清酒製造・販売
◼資本金 3億円
◼売上高 79億5,700万円
◼従業員数 171人(2026年4月現在)
◼支店 関東支店
◼ホームページ https://www.asahi-shuzo.co.jp/