地域医療を守る物流と供給体制の強化へ
阿部 篤仁 氏
昨年はどんな1年でしたか。
新潟市南区の倉庫が手狭になり、12月に同区の新倉庫へ移転しました。面積は約800坪から2,200坪超に拡大し、在庫金額も前年の約20億円から30億円規模に、取り扱いアイテム数も約6千種類から7千種類程度に拡充しました。グループ会社クロスロードによるメーカーへの直接引き取り便も増強し、コスト・品質管理・配送の安定性という課題を自社でカバーする体制を整えました。
医療現場における適正使用支援も徹底しています。
首都圏ではメーカー担当者が毎日病院に来ますが、地方ではそうはいきません。だからこそ当社は自ら勉強して手術や検査に立ち会い、医師への提案や現場対応を担う適正使用支援業務を実践。その積み重ねが県内で多くのシェアを頂くことにつながっています。全国各地での医療機器の欠品問題も深刻で、手術に不可欠な製品が1品そろわず延期になるケースも出ています。医療を止めないためにも在庫を極力充実したいという思いが倉庫増強にもつながっています。安定供給こそ地域貢献だと考えています。
今年、力を入れたいことは。
当社は合併してから今年で6年を迎えます。中長期目標は順調に達成できており、これを遂行した上で、来期からレンタル事業・物流政策・DX推進を3本柱とする新中長期計画を策定します。
医療機器レンタル事業は本格的に拡大します。人工呼吸器や輸液ポンプなど対象は幅広く、「高額な医療機器を使いたいが買えない」病院と「使ってもらいたい」メーカー双方のニーズを引き受けます。
山形・秋田など近隣県への展開も視野に入れています。物流では、関東の拠点から太平洋側、新潟から日本海側の2ルートを今年中に整備し、階段状につなぐことで東日本の地域医療を守る物流と供給体制の強化へカバーする物流網をつくります。新潟港を活用した海外からの直接入港ルートも開拓中です。
DX面では無線自動識別(RFID)による預託在庫管理を導入し、在庫状況が瞬時に把握できるようにします。使用時にデータが自動送信される仕組みの構築に向け試行中です。
座右の銘をお聞かせください。
諸説ありますが、江戸時代の石田梅岩の言葉で、「商いは売り手喜び、 買い手喜ぶを旨とすべし」です。病院が安心して医療を提供でき、当社も利益を得て安定供給を続けられる、それがこの言葉の体現だと思います。
Overview [概要]
| ◼所在地 |
〒950-8701 新潟市東区紫竹卸新町1808‐22 TEL.025-272-3311 FAX.025-272-3321 |
| ◼創業 | 1916年 |
| ◼創立 | 1953年 |
| ◼事業内容 | 医療機器・理化学機器・福祉用具の販売・修理・レンタル |
| ◼資本金 | 3,580万円 |
| ◼売上高 | 688億円 |
| ◼従業員数 | 780人 |
| ◼営業所 | 新潟・佐渡・長岡・上越・秋田・大館・横手・酒田・鶴岡・郡山・高崎・千葉・さいたま・熊谷・東京都港区・東京都江東区 |
| ◼グループ会社 | クロスウィルグループ株式会社、株式会社アイメドテック、キャリアバスケット株式会社、株式会社メディカル・ハーツ、クロスロード株式会社、丸木医科器械株式会社 |
| ◼ホームページ | https://crosswill.co.jp/ |

