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グローバル・フード・カンパニーを目指して

代表取締役会長 CEO
田中 通泰

現段階での事業動向をお聞かせください。

 新型ウイルス禍や不安定な世界情勢、原材料調達や為替の変動、人材不足や人件費の高騰、エネルギー関連などさまざまな問題があり、想定以上のスピードでどんどん状況が変化しています。旧来のビジネスモデルで対応することが難しく、悩みが大きいですね。この状況はしばらく続くでしょう。
 経営戦略としては「Better For You」。つまり「美味しく、からだに良いものを選び、食べ、楽しむ、健やかなライフスタイルへの貢献」という観点から「グローバル・フード・カンパニーを目指す」という方向性は変わりません。2030年には事業構成比を米菓50%、食品・海外事業で50%にする目標を掲げていますが、足元では米菓事業は人手不足が深刻で、需要に供給が追い付きません。原材料価格の高騰や為替の変動に伴うコストアップにより売り上げが増えても、利益は以前より伸び悩んでいます。米菓業界が今まで築き上げてきた市場をどう維持していくかも考えなければなりません。

海外・食品事業の状況はいかがですか。

 海外事業には約30年前から先行投資をしてきましたが、本年度は初めて事業セグメントで黒字化の目途が立ち、手応えを感じています。
 食品事業をここ数年強化していますが、グループ会社「尾西食品」の防災・備蓄食品がものすごい勢いで成長しています。また今年、同じくグループ会社の「マイセンファインフード」「タイナイ」と共に、プラントベースドフード(植物性食品)、米粉パン、お米由来の植物性乳酸菌のそれぞれで新ブランドを立ち上げました。マイセンファインフードが製造する大豆ミートは環境負荷軽減の観点からも、今後の市場拡大に大きな期待ができます。タイナイの米粉パンは国産米粉100%でアレルギー特定原材料等28品目不使用です。常温保存でき、最長で3カ月の賞味期間を実現しました。評判が良く、健康志向が強いアメリカなど海外での販売も検討中です。

若い世代へのメッセージをお願いします。

 海外に比べ日本の若い人は覇気に乏しく、スケールが小さいように感じます。高い能力を備えているのですから、大きな夢を持ち、チャレンジしなければなりません。難しい時代だからこそ、「ピンチはチャンス」であり、うまくやれば大きく成長する可能性があります。

Overview [概要]

◼所在地 〒950-0198 新潟市江南区亀田工業団地3丁目1番1号
TEL.025-382-2111
◼設立 1957年8月
◼事業内容 菓子の製造販売
◼資本金 19億4,613万円
◼売上高 1,033億円(2021年3月期)
◼従業員数 3,362人(連結、2021年3月31日現在)
◼支店 全国6支店(仙台、東京、名古屋、大阪、福岡)他19エリア
◼国内グループ会社 10社
◼海外グループ会社 9社(米国、中国、タイ、カンボジア、ベトナム、インド)
◼ホームページ https://www.kamedaseika.co.jp