BEIKA Labから待望の新しい商品が誕生

槇 春夫 氏
新たな生産体制を構築しました。
飯塚工場に隣接する場所に本社を移転、ショールームを併設しました。ここは創業の地であり、私の母校岩塚小学校の跡地です。敷地内には岩塚小学校の門柱を移設しています。また長岡新工場を造り、老朽化した中沢工場を移設しました。
道内唯一の米菓工場である北海道工場(千歳市)は、一昨年11月に30周年を迎えました。北海道のほぼ真ん中にある東川町、JAひがしかわとパートナーシップ協定を締結し、地元米を使った商品を製造。北海道千歳高等学校や支笏湖漁業協同組合とも商品を共同開発しています。
ロングセラー商品が元気ですね。
1966年生まれの「お子様せんべい」は昨年「おこさませんべい」にリニューアル。加藤芳郎さんの文字と岡部冬彦さんのイラストでおなじみだったパッケージも一新しました。国産米100%の安心とおいしさはこれからも変わりません。
新型ウイルス禍で県外往来が難しくなりました。そこで82年発売の「きなこ餅」をベースに各地の食文化を米菓で再現。山梨県の銘菓・信玄餅風味の「きなこ餅 桔梗信玄餅味」や、京都・辻利本店の宇治抹茶を使った「きなこ餅 抹茶味」を期間限定で発売しました。小さな旅気分を味わっていただけたと思います。
新商品開発にも熱心です。
最近では「バンザイ山椒」「チーズあられ・ZOOチー」や「かるカロ」がヒットしています。ユニークなパッケージが話題になりました。
そして新商品開発の拠点である「BEIKA Lab(ベイカラボ)」から、今までにない商品が生まれました。ぬれおかきにチョコレートをコーティングした「CHOCO ROMO(チョコロモ)」と、ほろほろした食感の米粉のクッキー「スノーカ」です。どちらもグループ会社の「新潟味のれん本舗」で限定販売し、好評をいただいております。
若い世代へのメッセージをお願いします。
変化にチャレンジする気持ちを持ってほしいですね。失敗してもいい、やらないより「やる」こと。果敢に挑戦を続けてください。私たちも日本一の「BEIKA」を作るため挑戦し続けます。
進学や就職で新潟を離れる方も多いと思いますが、いつかは戻ってきてほしい。新潟は農業県。働く場所の一つとして農業もあります。県が中心となって新潟ブランドを育成し「稼ぐ農業」をつくる。最大の産業として盛り上げてほしいと思います。
Overview [概要]

◼所在地 |
〒949-5414 長岡市飯塚2958番地 TEL.0258-92-4111 FAX.0258-92-6060 |
◼創業 | 1947年7月 |
◼事業内容 | 米菓の製造・販売 |
◼資本金 | 16億3,475万円 |
◼売上高 | 221億6,700万円(2021年3月期) |
◼従業員数 | 912人 |
◼支店 | 10支店 |
◼ホームページ | https://www.iwatsukaseika.co.jp/ |