「三つのC」でオフィスをもっと創造的な空間へ

竹沢 則好 氏
新潟市内にオフィス環境事業と商環境事業の二つの新潟支店を置いています。
オフィス環境事業は県内のお客さまのオフィスの他、金融機関、病院、学校、研究施設などの環境づくりを展開しています。家具だけではなく快適な環境提案も行っています。商環境事業はお客さまの店舗づくりをサポートしています。陳列什器(じゅうき)・冷凍冷蔵ショーケースの製造・施工だけではなく、内装・レイアウト提案も行っています。また、自動倉庫の設計・施工を行う物流システム事業もあり、全社で「人が活きる環境づくり」を目指しています。
新型ウイルス禍でオフィス環境へのニーズは変化していますか。
流行当初はオフィス不要論という極端な話もありましたが、最近は、改めて人と人が顔を合わすことの重要性が認識されてきました。オンラインでは共有できない議論から生まれる「熱気」や何気ない会話に感じる「癒やし」の場が求められています。これからは、対話する「コミュニケーション」、協働する「コラボレーション」、そして集中する「コンセントレーション」の「三つのC」が重要なテーマとなり、その環境をつくり出す製品も大きく変化してきています。
その中の一つとして「テレキューブ by オカムラ」があります。遮音性が高く、集中作業・ウェブ会議に適しており、オフィス内だけではなく、公共空間にも設置されています。当支店にも1台設置してあり、人気の場所となっています。
首都圏ではコワーキングスペースやシェアオフィスのニーズが高くなっています。新潟県内でも増えてきていますが、通勤環境が快適とは言えない首都圏では特に増加しているように感じます。いまや、パソコンさえあれば、街のどこでも仕事ができる環境(オフィス)になりつつあるのではないでしょうか。
若い人たちへのメッセージをお願いします。
私は東京下町生まれで、新潟へ赴任して2年。新型ウイルス禍で、あまり新潟を知る機会を得ていないので新潟については語れませんが、いずれは東京で暮らしたいと思っています。若いうちにふるさとへ帰れる方は、地元の熱気や癒やしを体感できますから、うらやましいです。
数多く経験をし、否定から入るのではなく、何ができるか常に可能性の方に比重を置いて考え、行動してほしいですね。
Overview [概要]

◼所在地 |
〒950-0088 新潟市中央区万代3-1-1 メディアシップ12階 TEL.025-243-2281 FAX.025-243-2284 (本社:神奈川県横浜市西区北幸1-4-1 天理ビル19階 TEL.045-319-3401) |
◼創業 | 1945年10月 |
◼事業内容 | スチール家具全般の製造・販売、産業機械その他の製造・販売、金属製建具取付工事の請負、建築業に関わる付帯工事・設計・製造・販売、商品陳列機器その他の製造・販売、各種セキュリティ機器に関わる付帯工事・設計・販売、各種医療機器その他の機械器具の設計、製造ならびに販売、事務所の環境向上と事務・生産効率向上に関する情報の提供とこれに関連する機器の製造・販売 |
◼資本金 | 186億7,000万円(2021年3月31日現在) |
◼売上高 | 2,444億5,400万円(連結 2021年3月期) |
◼従業員数 | 3,834人(2021年3月31日現在) |
◼ホームページ | https://www.okamura.co.jp |