総合コンテンツ企業として着実に歩み進める
昨年、14年連続で新潟地区の年間視聴率三冠王(全日=6~24時・ゴールデン=19~22時・プライム=19~23時、ビデオリサーチ調べ)を獲得しました。
私は昨年6月に就任し、社員には「仕事はとにかくワクワクしてやろう」と伝えました。前向きに考え、仕事を楽しみ、質の良い番組づくりに向かって思いを込めて進んでいることが視聴率に結びついているのでしょう。今年の秋に30年目に突入する「夕方ワイド新潟一番」や、日曜昼の「新潟一番サンデープラス」など、長年の制作で取材や情報の伝え方などさまざまなノウハウが蓄積されています。良質なコンテンツづくりをさらに発展させたいですね。
今年力を入れることは何でしょうか。
午後7時台に新潟向けの情報を伝える番組の制作を試行中です。今年2月には初めて日本テレビとの共同制作番組を放送しました。ゴールデンタイムにオリジナルコンテンツを恒常的に放送できるようにしたいですね。
地上波で培ってきた経験を生かしたデジタル展開も進めます。放送局という信頼感を大切に、公平、公正、的確な情報を迅速に出し続けていきます。放送とインターネットの回遊性を高めることにも注力したいですね。ネット上のコンテンツで県外や海外の方に新潟の魅力を知ってもらうことが理想です。
4月には「地域連携室」を新たに設けました。地域とのコミュニケーションを強化しながら、連携した多様な取り組みを考えていきます。
昨年に引き続きリアルイベントも開催します。今年は中越地震から20年、新潟地震から60年。元日には能登半島地震もありました。毎年9月に開催している「みんなの防災フェア」も含め、世の中に貢献するイベントを意識して企画していきます。
新規ビジネス創出にも取り組んでおり、昨年末に社員からアイデアを募集したところ、想定以上の応募がありました。いくつかをピックアップし、ビジネス化するステップに入っています。新潟を幸せにするために、放送の枠を超えて、どんどん新しいことにも挑戦していきます。
次世代のリーダーに望むことは。
「世の中が幸せになってほしい」という思いがベースにあることですね。最新情報に常にアンテナを張り好奇心を持つことも求められます。もちろんコンプライアンス(法令遵守)を徹底することは言うまでもありません。私自身は経営者として、社員やスタッフが能動的に働ける環境づくりを心掛けています。
Overview [概要]
◼所在地 |
〒950-8555 新潟市中央区新光町1番地11 TEL.025-283-1111㈹ |
◼創立 | 1980年10月23日 |
◼事業内容 | テレビ放送、各種事業企画・実施、出版物の刊行および販売 |
◼資本金 | 10億円 |
◼売上高 | 60億1,084万円(2022年4月~2023年3月) |
◼従業員数 | 96人(2024年2月1日現在) |
◼支社・支局 | 東京支社、関西支社、長岡支社、上越支局 |
◼関連会社 | ㈱プロメディア新潟、㈱TeNYサービス |
◼ホームページ | https://www.teny.co.jp/ |