書籍ビジネスの可能性追求 読書文化広げる
3月に仙台市で蔦屋書店イオンタウン仙台泉大沢店がオープンしました。
総面積2864平方メートルで、書籍売り場はその半分くらい。約17万タイトル、30万冊の在庫は当社店舗の中でもトップです。近隣に学校が多いエリアですので児童書・学習参考書コーナーを特に充実させました。特選雑貨文具売り場には高級筆記具やデザイン文具などをそろえ、高級スーパー「紀ノ国屋」と「成城石井」の商品も販売しています。オープニングには京都や東京の有名店から取り寄せた和菓子の販売も実施しました。燕三条地域の製品を扱うコーナーや、当社グループ初の紅茶も飲めるカフェ「タリーズコーヒー&TEA(アンドティー)」も展開。私たちだからこそ実現した、お客さまの期待を裏切らない、特徴ある店舗になり、売り上げも好調です。数年以内に新潟にも同じような店舗をオープンしたいと考えています。
どのようなゴールを目指していますか。
読書文化を広げ、再定義すること。「本を読むってかっこいい」と誰もが思う世の中にしたいですね。
当社はサッカースクール「グランセナ」や訪問看護事業を行っています。昨年はタリーズコーヒーのフランチャイズ運営会社も子会社化しました。これら複数の事業の相乗効果を生み出すとともに、さまざまな角度から読書に結びつく試みを推進します。子どもの時から末永くお付き合いいただける書店でありたいです。
昨年は出版取次大手「トーハン」とも事業を開始しました。トーハンは書店経営やデジタルでの小売店支援サービスも展開しています。当社ECとトーハンの倉庫を連携させ、ご希望の書籍を迅速にお客さまに提供できるシステムを構築しています。物流でも、トーハンの倉庫に商品を集約してから効率よく各店舗に配送しています。全国にあるトーハンの書店と協力し合い、お互い活性化していけば来店者数も読書人口も増やしていけるでしょう。来店しても本を購入しない層へのアプローチや販促、読書関連のイベントもどんどん実施していきます。
書籍に関わるビジネスには大きな可能性がある。この業界の未来は明るいと確信して努力しています。
次世代のリーダーに望むことは。
目の前のことを一つ一つ、しっかりやっていくしかありません。この先どんなことが起こるか分かりませんから、その都度、柔軟に対応していく準備は必要でしょうね。
Overview [概要]
◼所在地 |
〒950-2022 新潟市西区小針4-9-1 TEL.025-232-0008 FAX.025-265-1260 |
◼設立 | 1986年12月 |
◼事業内容 | 蔦屋書店事業、中古販売事業、スポーツ関連事業、訪問看護事業、タリーズコーヒーFC運営 |
◼資本金 | 1億円 |
◼店舗所在地 | 新潟、長野、群馬、埼玉、東京、神奈川、茨城、宮城、岩手、静岡 |
◼グループ会社 | ㈱トップブックス、㈱グランセナフットボールクラブ、㈱ワーグルスタッフサービス、㈱メソッドカイザー |
◼ホームページ | https://www.topculture.co.jp |