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新潟の社会課題解決・持続的な繁栄に貢献

代表取締役社長
山田 眞

事業内容や取り組みをお聞かせください。

 当社は、国産の非食用米で作ったバイオマスプラスチック樹脂からさまざまな製品を開発・販売しています。県内では新潟市や南魚沼エリアなどで資源米を生産しています。
 また、現在注力している事業は企業、自治体、学校、団体などと連携しながら、社会課題に向き合う活動の全体プロデュースです。例えば新潟市とは連携協定を結び、市内約8ヘクタールの田んぼで生産した資源米で指定ごみ袋や小学校への寄贈文具を製造しています。また、サッカーJ1アルビレックス新潟、ハードオフ、亀田製菓の方々とは、バイオマスプラスチック製品を作り環境配慮型製品の普及に努めています。学校での出前授業では環境負荷を減らす取り組みなどを教え、資源米の田植えや稲刈りを体験学習に活用。新潟の未来を担う子どもたちの環境意識を育んでいます。

「ゼブラ企業」として経済産業省関東経済産業局のホームページで紹介されるそうですね。

 ゼブラ企業とは経済成長だけでなく、地域課題に向き合い、未来をより良くしていく社会課題解決型企業を意味します。私たちは経済的収益性も担保しつつ、社会課題の解決に軸を置いた活動を続けてきました。新潟発のゼブラ企業として認知されたのはありがたいこと。この活動でこれからも新潟に貢献していきます。

経営戦略をお聞かせください。

 生活の中で「便利なのに環境に優しい」と世の中に認めてもらえる商品開発を進めます。また共創パートナーを積極的に開拓し、事業の可能性を広げたい。さらに営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)など、農業支援や地域活性化につなげる取り組みを推進します。
 新潟が農業を核として社会課題解決の先進県となれば注目度もアップし、U・Iターン人口も増えるはず。私は前職で初めて新潟に赴任して魅了され、4年前に移住しました。ただ、新潟は豊かで暮らしやすいゆえ、さらに良くするための変革への熱量が不足しているのは残念です。今こそ新潟の大人が力を合わせて地域の魅力を再編集し、広く発信すべきです。私たちの活動を通して持続可能な社会を実現し、先の世代が誇りを持って暮らせる新潟にしたいですね。

若い頃の自分へのアドバイスは。

 「もっと視野を広げておけよ」と言いたい。無縁と思い、知らずにいた世界を経験することが、新たな自分の力になると今は強く感じます。

Overview [概要]

お米由来のバイオマス製品一例
◼所在地 〒950-0911 新潟市中央区笹口1-2 PLAKA2 1F
TEL.025-384-8077
◼設立 2020年 1月
◼事業内容 国産米(非食用米)からつくる環境配慮型バイオマスプラスチック製品の販売・開発、自治体・企業・学校等団体との共創で、地球温暖化・農業問題・地域創生等の社会課題解決と相利共生を目指す活動
◼資本金 1,000万円
◼従業員数 6人
◼サテライト 南魚沼オフィス
◼グループ会社 ㈱バイオマスレジンホールディングス、㈱スマートアグリ・リレーションズ
◼ホームページ https://www.biomass-resin.com/about/biomass-marketing/