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イノベーションで持続可能な農業を目指す

代表取締役社長
吉田 至夫

新型ウイルスの影響はありましたか。

 巣ごもり需要に応える食料の安定供給が求められたため、農業機械の需要はそれほど落ちず堅調でした。ただ、米価の値下がりや外食産業の苦境などの影響を受けたことは確かで、助成制度や補助金でなんとか、という事業者もあります。
 また入国制限で外国人技能実習生を受け入れることができなかったり、移動制限で離れて暮らす家族が田植えや稲刈りに来られなかったりした事例もあります。無人農業機械への注目が増した1年でもありました。「いつかやらなければ」と先延ばしにしていたものを一気に加速させた感があります。

今年のトピックをお話しください。

 やはりスマート農業ですね。農林水産省では生産から消費まで食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食糧システム戦略」を提唱しています。日本全体が2050年までにカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量の実質ゼロ)の実現を目指すことを受けたもので、クボタ一丸となってこの戦略へ取り組みます。
 当社の子会社であるNKファーム村上では、1町歩の田んぼで無人トラクターと有人トラクターを使って米作りを行っています。肥料の投入や燃費の比較などをデータ化。ほ場水管理システムWATARAS(ワタラス)によるメタンガス低減、ドローンによる施肥、無人コンバインと連動した乾燥機など、フルスペックでスマート農業を展開します。
 稲わらやもみ殻の処理にも新しい技術を活用。刈り取り直後の稲わらを田んぼにすき込むと、分解が早まりメタンガスの発生量が減ります。もみ殻は専用の加工工場で蒸し焼きにして培養炭を作り、田んぼや畑に戻すことを考えています。これらの工程により、農家は削減した温室効果ガス排出量を国が認証する「J–クレジット」を得られます。
 単なる無人化、自動化ではなく、日本の持続的な農業に貢献するシステムを構築・提案し、社会課題を解決していきたいと思っています。スマート農業を活用した大規模農家や農業法人の経営モデルを示したいですね。

若い世代へのメッセージをお願いします。

 野心を持ってその瞬間、瞬間ごと一生懸命に取り組んでほしいですね。大きな夢を抱くなら、世界へ飛躍するのもいいでしょう。
 長年支援している、アルビレックス新潟のJ1昇格も期待しています。

Overview [概要]

自動運転農機アグリロボトラクタMR1000A【有人仕様】
◼所在地 〒950-8577 新潟市中央区鳥屋野331番地
TEL.025-283-0111 FAX.025-283-0121
◼創業 1964年2月
◼事業内容 クボタ農業機械・エンジン・農業用施設機械・建設機械・住宅機器・緑化関連機器・一般自動車等の販売及び修理・整備、中古農機買取、肥料農薬の販売、建築工事及び一般住宅の販売、各種自動販売機の設置及びメンテナンス
◼資本金 1億8,000万円
◼従業員数 397人(2022年3月現在)
◼営業所 県内23営業所(出張所含)、大型サービスセンター(県内4カ所)
◼ホームページ https://www.niigatakubota.co.jp/