ホーム > 菊水酒造 株式会社

時代を超え人が集う 持続する蔵を目指して

代表取締役社長
髙澤 大介

北越後を代表する老舗酒蔵です。

 今年で創業141年、蔵を代表する「ふなぐち菊水一番しぼり」発売から50年になります。濃厚なうま口のしぼりたて原酒を火入れせず加水せず、アルミ缶に詰めた商品です。当時、酒は一升瓶という時代でしたから画期的。3億2千万缶を世に送り出しました。
 4代目の父は「酒はみんなのものだ」と考え、いろいろな試みをしたアイデアマンでした。出稼ぎの杜氏に頼らず酒造り技術を社内で確立しようと杜氏制を廃止。お買い求めやすいように吟醸酒を2級酒とし販売したり、ライフスタイルの変化に合わせ幅広い料理に合うドライで辛口な酒を造ったり。相手の土俵で戦わず、自分の土俵を作り相手を引きずり込む。そんな経営をしてきました。

5代目が力を入れていることは。

 海外展開、開かれた酒蔵づくりとエンターテインメント化です。私が専務だった1995年から輸出を始めました。行き先は主にアメリカです。2010年に米国現地法人を立ち上げ、輸出量を飛躍的に伸ばしました。昨年末には「ふなぐち菊水一番しぼり スパークリング」を発売。スパークリング生原酒という新たなポジションで好評をいただいています。今後はアジア、オセアニア、ヨーロッパも商圏にしていく考えです。
 また、開かれた酒蔵を目指し、04年に「菊水日本酒文化研究所」を設立。新しい日本酒の楽しみ方を提案する拠点として活用していきます。12年からは5年かけて酒蔵全体のリニューアルを実施。日本建築学会の北陸建築文化賞を受賞するなど高く評価されました。さらに北越後の四季、酒造りを立体的に楽しんでもらおうと、名庭師・田中泰阿弥(たいあみ)が手掛けた庭園の一般公開も始めました。
 蔵の裏手の田んぼでは酒米作りを行っており、稲刈りなどを体験できるイベントも実施しています。はさ木を植え、昔の北越後の懐かしい風景も再現したいですね。今後も酒を楽しむ仕掛けや提案を打ち出していきます。
 酒は人を楽しませ幸せにするエンターテインメント。「若獅子菊水杯」を創設した新潟プロレスも同じエンタメとして応援していきます。

若い世代へのメッセージをお願いします。

 いろいろな体験を若いうちにすると、自分の考えをしっかり持つ基礎になります。別世界を体験して、それから自分の生まれ育った地域を見直してくれることを期待します。

Overview [概要]

本社外観
◼所在地 〒957-0011 新発田市島潟750
TEL.0254-24-5111 FAX.0254-23-5255
◼創業 1881(明治14)年
◼事業内容 清酒製造販売、リキュール製造販売、全酒類卸小売販売、その他食料品製造販売
◼資本金 9,950万円
◼売上高 44億円
◼従業員数 130人
◼米国現地法人 KIKUSUI SAKE USA,INC
◼ホームページ https://www.kikusui-sake.com/home/jp/