今年は記念すべき年ですね。

　当社は１８９９（明治32）年、長岡で創業し、地域証券会社として新潟の皆さまに愛され、育てられて今年で１２５年を迎えることができました。県内各地域において３世代４世代にわたり、信頼を寄せていただいた皆さまのおかげであり、感謝の気持ちでいっぱいです。

今年１月から新たな少額投資非課税制度(ＮＩＳＡ)が始まりました。

　いよいよ「貯蓄から投資へ」の実現に向け、画期的な制度がスタートしました。当社では１年以上前から注目し、社内でプロジェクトチームをつくり準備をしてきたかいもあり、地域のお客さまから多くのご相談を寄せていただきました。今年１月のスタート後も２倍３倍と飛躍的に増えております。
　またタイミング良く、今年日経平均株価が史上最高値を更新し、国内外を問わず多くの機関投資家からも注目が高まっています。アメリカでは確定拠出年金制度の一つ「４０１ｋ」が導入された後の１９８０年代を起点に、多くの人たちが投資の成功体験を積んだことで、長期にわたるアメリカ株の上昇を築く原動力となりました。日本では新ＮＩＳＡ導入を契機として証券投資を通じた資産形成が根付いていく可能性があります。
　私たちはプロとして、お客さまの考え方、人生プランや相続についてのご相談にも応じて、お客さまひとりひとりに合った資産運用のお役に立ちたいと考えています。
　さらに少子化が進む環境下において、新潟愛を持った優秀な「人財」を獲得し、共に働く社員とのエンゲージメントを高めるために、４月より初任給の引き上げとベースアップを実施しました。ワークライフバランス向上にも力を入れており、「産後パパ育休」も取得を奨励しています。

次世代のリーダーに望むことは。

　新潟を引っ張っていく次世代のリーダーには、「柔軟な発想力」と「価値の共創」を求めたいですね。既成概念やルールに縛られず、未来最適の視点に立った「柔軟な発想力」で進化に取り組み、古いしがらみを突き破ってほしいです。その上で「価値の共創」という視点を持って、同業種異業種を問わず、地域を越えて新しい価値を共に創り上げていくことができれば、県内各地域で保有する魅力を効果的に県外、国外に発信できます。そうすれば「訪れて良し」から「住んで良し」の人口流入へとつながり、新潟の明るい未来が築けると思います。