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安心・安全・感動を社会に 変化恐れず改革に挑む

代表取締役社長 社長執行役員
佐藤 浩一

世界の自動車・バイクメーカーと取り引きするグローバル企業です。

 二輪車用計器のシェアは世界一。車のフロントガラスに車速や警告、ナビゲーションなどを表示するヘッドアップディスプレイ(HUD)も世界シェアトップです。HUDは、ドライバーが前方視線のまま車の情報を確認できるため、交通事故防止に有益です。欧州車での搭載が進んでいますが、日本では1割にも満たないのが現状です。そこで日本車への普及を進めるべく、軽自動車への搭載や後付けできるモデルの開発に取り組んでいます。社員やグループ企業のカーディーラー、自動車学校で試作品を試すといった普及率向上を目指すプロジェクトも進行中です。
 自動運転や電気自動車など「CASE(ケース)」と呼ばれる次世代技術の開発が進められ、自動車業界は今、変革期を迎えています。私たちは「安心と感動に満ちた世界と未来をつくる」パーパス(存在意義)の下、ドライバーに必要な情報を正確かつ分かりやすく安全に伝える製品開発を進めていきます。

「新中期経営計画2026」のポイントは。

 ここ3カ年は厳しい環境下で筋肉質な企業体質への変革を推進しました。これからスタートする「新中期経営計画2026」では新型ウイルス禍からの業績回復を実現し、それ以降、成長を加速させます。HUDビジネス強化、欧州事業の立て直し、新規顧客・商材開発を3本の柱に据え、攻勢に転じていきます。ステークホルダー(利害関係者)への情報開示と株主還元にも力を入れます。

トピックをお話しください。

 チャレンジする企業文化を醸成しようと「新規ビジネス・アイデアコンテスト」開催や、地元の大学とのコラボによる新製品・事業化を積極的に進め、BtoC(消費者向け)商品も芽生えてきました。また交通事故防止の研究開発を進める中で、車から歩行者に情報を伝える技術開発も進めています。車のボディーや路面にさまざまな情報を投影するアイデアが試作段階に入りました。

次世代リーダーに望むことは。

 当社の行動指針にもある「現状に満足せず改革にチャレンジする」ことを望みます。広い視野を持ち、井の中の蛙(かわず)にならずにマーケットでのポジションを理解して、どうしたら勝てるのかを論理的に解析する能力、チャレンジするマインドと仲間を引っ張る力を養ってほしいですね。当社としてはチャレンジを評価する組織でありたいと思います。

Overview [概要]

所在地 〒940-8580 長岡市東蔵王2-2-34
TEL.0258-24-3311(大代表) FAX.0258-24-2151
創業 1945年
設立 1946年
事業内容 車載部品事業/民生部品事業/樹脂コンパウンド事業/自動車販売事業/他(コンピュータサービス事業、物流事業、フードサービス事業 等)
資本金 144億9,400万円(2023年4月1日現在)
売上高 2,757億7,600万円(2023年3月期)
従業員数 (連結)13,624人 (単独)1,640人 (2023年3月31日時点)
拠点地域 日本、米州(アメリカ、メキシコ、ブラジル)、欧州(イギリス、オランダ、ポーランド)、アジア(中国、タイ、インドネシア、ベトナム、インド、台湾)
◼ホームページ https://www.nippon-seiki.co.jp/