グループ資産生かした課題解決で地域に貢献

筒井 玲子 氏
本年度の方針は。
全社的には安全・安心とサステナビリティーを未来への成長エンジンとして、多くの人やさまざまな物が自由に行き交う心弾む社会を実現し、世界で一番選ばれ、愛されるエアライングループを目指します。中期経営計画の最終年度ですので、社員一同、取り組みを完遂できるよう努めます。
新潟支店としてはJALグループのネットワークを生かし、地域の課題解決を目的とするソリューション営業が主軸となります。地域の皆さまとの関係を強化し、社会的・経済的価値向上を図っていきます。
具体的な取り組みは。
関西圏からの佐渡誘客を大きな柱に、大阪・伊丹空港や関西国際空港でのイベント、機内誌や機内映像を通したプロモーションを強化します。佐渡は沖縄と同等のマリンアクティビティーができ、古民家や1棟貸し切りなど宿泊施設も多様。2度、3度と訪れたくなる佐渡の魅力を知っていただくことに力を入れ、地域を盛り上げられるよう自治体や他の企業とも連携していきます。佐渡市とはサービス教育に関わる連携協定を結んでいますので、数カ月ごとに本社から客室乗務員が佐渡に赴き、市職員や学校、観光事業に携わる方々へのおもてなし・接遇講座を開催しています。インバウンド(訪日客)の視点を取り入れた提案を通じて、より多角的な価値を創出していきたいと考えております。
「JALふるさと納税」は新潟県内の約半数の自治体と契約していますが、中でも新潟空港がある新潟市の体験型返礼品が非常に好評。内容を改善、アップデートしながら引き続き実施いたします。
また今年、新潟空港の作業車にバイオディーゼル燃料の使用を開始しました。新潟県内で回収した使用済みの食用油を長岡の工場で精製する地域循環型の取り組みです。より環境に優しいまちづくりなど、地域の課題解決や活性化にこれまで以上に貢献していきたいです。
若い頃の自分へのアドバイスは。
客室乗務職から地方営業職に異動したのは私が初めて。新潟でソリューション営業をスタートした時、会社のアセットを把握・理解していないとスピーディーな対応も、寄り添った提案もできないと痛感しました。新人時代は安全やサービスの技量を上げることに必死でしたが、「会社を深く知り、横連携目的のイベントなどに積極的に参加すれば、視野も広がり、中長期的なキャリア形成がしやすくなるよ」と伝えたいですね。
Overview [概要]

◼所在地 |
〒950-0088 新潟市中央区万代2-1-1 COZMIXビル4階 本社:〒140-8637 東京都品川区東品川2-4-11 野村不動産ビル |
◼設立 | 1951年8月1日 |
◼事業内容 |
定期航空運送事業及び不定期航空運送事業 航空機使用事業 その他附帯する又は関連する一切の事業 |
◼資本金および資本準備金 | 5,468億3,100万円 |
◼従業員数 | 13,791人(2024年3月31日現在) |
◼連結従業員数 | 36,500人(2024年3月31日現在) |
◼ホームページ | https://www.jal.com/ja/ |