昨年は２店舗がオープンしました。

　５月に新潟市東区の空港通店、10月には上越店がオープンしました。店舗は44店舗に、移動スーパー「とくし丸」は10台になりました。
　初出店となる上越市は新潟市から約１３０キロ離れています。この地域の 食生活の特性を知るために早い段階から準備を進めてきました。６月にパートナー社員の研修を始め、オープンまでウオロクの特徴を体得していただくような工夫もしてきました。おかげさまで、鮮魚や寿司、総菜といったウオロクの強みを前面に出した上越店は地域の皆さまの支持を得ることができました。
　昨年５月に新型ウイルスが感染症法上の２類相当から５類へ変わりました。このウイルス禍でお客さまの行動が変容し、買い物も「十人十色」から「一人十色」へ変化しています。チラシやＳＮＳでの情報発信、買い物を楽しんでいただけるワクワクする売り場やサービスを提供していきたいですね。

ＳＤＧｓへの取り組みが評価されました。

　食品ロス削減、社会貢献を目指す活動「ハピタベ」は、今年１月の第４回新潟ＳＤＧｓアワード経済部門で優秀賞を受賞しました。消費期限が近づいた総菜や生鮮食品などの商品に貼られた「ハピタベシール」を集めるとカプセル玩具機「ガチャガチャ」を回せるほか、シール１枚につき１円を当社が地域のフードバンクへの寄付に充てるコースもあります。この活動により食品の廃棄が大幅に減りました。このたびの受賞は、お客さまと一緒に食品ロス削減に取り組む姿勢を評価していただいたものと思います。現在は新発田市以北の８店舗だけですが、今後は実施店舗拡大を検討しています。
　また、昨年はＡＩを使った「需要予測システム」の実証実験に参加しました。ＡＩを利用して 在庫調整を行い、お取引先様と一緒になって物流問題の改善につなげたいと考えています。

次世代のリーダーに望むことは。

　当社の企業理念の一つに「誠実と挑戦」があります。誠実とは人を裏切らないこと、挑戦は過去に経験したことがないものに対して大胆にチャレンジすることだと考えます。生活様式は常に変わります。これまでの歴史と経験に縛られず、従来の形にこだわらない新しい発想で物事に取り組んでほしい。挑戦は期待の先取りを見つける姿勢でもあります。大胆なチャレンジで次の時代を切り開いてほしいですね。