ホーム > 株式会社 栗山米菓

生産性の向上と安心・安全な品質管理を徹底

代表取締役社長
栗山 敏昭

昨年のトピックをお聞かせください。

 これまで新潟市北区の「ばかうけファクトリー」と新発田工場の2拠点に分散していた主力商品の「ばかうけ」の生産体制を再編し、大規模な設備投資を実施しています。昨年8月から本格稼働していますが、生産能力が向上した影響で全体の売上高が前年比7~8%増加しました。中でも「ばかうけ」と「瀬戸の汐揚」が非常に好調です。
 新発田工場では、生地づくりまでの工程を一貫して行えるよう100メートルを超えるバンド乾燥機を導入し、増産に対応できる設備を整えています。

今年の課題についてお話しください。

 人手不足と原材料の高騰が続く中、製造現場ではいかに生産量を確保できるかが最優先課題になります。生産設備への投資を継続するとともに、外国人材の雇用にも力を入れています。製品は量をたくさん作ればいいというわけではなく、品質保証と安全性の向上も必要不可欠です。人の目では見逃してしまうような微細な異物混入などのリスクを防ぐために検査機器の導入なども検討しています。フードロスの削減にも引き続き取り組んでいきます。
 社員の働き方改革にも着手します。人事部門においては、休日数の増加や育児休暇制度の拡充など、時代に合った制度への転換を図る予定です。

会長を務める新潟県バスケットボール協会に関してはいかがでしょうか。

 おととし協会創立90周年の節目の年を迎えました。昨年は記念事業などを実施し、県内のバスケットボール文化の底上げを図りました。今年は国民スポーツ大会に向けた選手強化に注力し、上位入賞を目指す構えです。10月には女子Wリーグの試合を新潟で開催する予定で、バスケットボールの魅力を幅広くPRできるチャンスと考えています。

次世代のリーダーに望むことは何でしょうか。

 ふるさとへの思いを大切にしてほしいです。私自身、東京にも長く住んでおり、2年前に新潟に完全移住しましたが、この地で生まれ育った1人として、新潟の元気づくりに貢献したいと強く思うようになりました。県外や海外で活躍する人材であっても、新潟への愛着と思いを忘れずにいてほしいものです。ふるさとを大切に思う気持ちは、新潟の未来を切り開く原動力になるはずです。

Overview [概要]

◼所在地 〒950-3134 新潟市北区新崎2661番地
TEL.025-259-2801 FAX.025-259-4880
◼設立 1949(昭和24)年2月5日
◼事業内容 米菓製造販売
◼資本金 8,677万円
◼従業員数 729人
◼工場・支社・営業所 新発田工場、中条工場、ばかうけファクトリー、東京本社、大阪営業所
◼ホームページ https://www.befco.jp