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循環型社会の構築に向けた取り組みを推進

新潟営業所長
澤田 尚

今年のトピックをお聞かせください。

 県が推進する「2050新潟カーボンゼロチャレンジ」や「新潟港港湾脱炭素化推進計画」など、温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す活動、カーボンニュートラルポート形成に向けた取り組みに関わっていきたいと考えています。資源循環型社会の形成は喫緊の課題であり、新潟はその実現に向けた高い可能性やポテンシャルを持つ地域です。長期的な視点で、新潟の発展に貢献していきたいですね。
 AIは社会のあらゆる分野で活用が進んでいますが、ニーズに応えるインフラがないと浸透していきません。AIデータセンターやそれらを動かすための電源供給など、ハード面の整備に寄与したいと考えています。
 また、金山が世界文化遺産に登録された佐渡は大きなトピックになりました。日本海側最大の離島における社会課題の解決策が日本全体にフィードバックできるのではないかと、すでにさまざまな取り組みが始まっています。その中で当社の持つ技術を使って複数の企業と連携し、その取り組みに携わっていきたいと考えています。

「人財」の確保についてはいかがでしょう。

 昨年4月から建設業でも時間外労働の上限規制が適用された中、新潟営業所管内の作業所では4週8休を100%達成しています。賃金の底上げや社会的な保障も充実してきていますが、人財不足は深刻です。AIが浸透しても、それを形にするのは人間。業界を挙げて建設業の魅力を発信していきます。
 災害に強いまちづくりがクローズアップされている今、命を守るインフラを建設業に携わる「人財」がつくることによって社会の発展に貢献できるという点についても、改めて発信していきたいと思います。

若い頃の自分へのアドバイスは。

 若い頃は日本が右肩上がりに成長を続けていた時代で、まさか世界の中で日本の社会的地位がここまで落ちるとは想像もしていませんでした。当時の自分には「どういう社会が人にとって幸せか、既成概念にとらわれず柔軟に考えることができる人になれ」と伝えたいですね。これまでの延長線でものを考えることなく、歴史から学び、いいところを見つけ出し、柔軟でグローバルな目を持つこと。若い世代には、危機感を持ちつつ、焦らず貪欲に挑戦を続けてほしいと思います。

Overview [概要]

◼所在地 〒950-0909 新潟市中央区八千代2丁目4番8号
TEL.025-245-8531 FAX.025-245-8538
(本社:東京都中央区京橋2丁目16-1 TEL.03-3561-1111)
◼創業 1804年
◼事業内容 総合建設業
◼資本金 743億6,500万円
◼売上高 2兆55億円
◼従業員数 10,949人
(※いずれも2024年3月31日現在)
◼ホームページ https://www.shimz.co.jp/