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地域インフラを支え続けるための働き方改革を

代表取締役社長
坂上 浩則

3月18日付で社長に就任されました。本年度注力することは。

 4月から建設業でも時間外労働の上限規制が適用されましたが、当社は6年前、「業績に影響してでも」という強い決意でこの難題に取り組み、上限規制を超えない働き方を達成しました。今後、さらに働きがいの持てる会社にしていくため、真の働き方改革に取り組み続けます。
 私たちの使命は地域インフラを支えること。きちんと休まなければ仕事の質が低下します。当社は約95%の社員が週休2日を実現しています。DXを進め、現在の仕事を洗い出し、業務プロセスを最適化しました。残業は基本しない、という意識が社内に浸透しています。一方、残業削減による減収対策として、日給制だった現場の技能社員を2019年1月から月給制にしました。社員は定額残業で、若手社員に25時間相当を支給しています。残業ゼロでも支給されますから、業務時間内で仕事を終わらせる意欲も高まります。
 キャリア形成に関しては、モチベーションアップのため、各階層で研修を実施し、人材育成を図っています。また、以前から社長とのダイレクトミーティングも行っており、社員はトップの思いを直接聞けますし、社長も多様な意見を吸い上げ、施策立案の参考にします。

福利厚生も手厚いと聞きました。

 具体的には、子育てをサポートする企業を目指し、次世代支援制度を充実。出産時と入園時、小・中・高校入学時に、子どもの人数と年齢に応じ都度20~50万円を支給しています。また昨年、導入している外部の福利厚生サービスの内容を変え、若い社員が利用しやすくしました。美容院やカラオケ、飲食店の割引などで利用頻度が増えています。
 社員同士の一体感を醸成するため、新型ウイルス禍で休止していた職場レクリエーションも再開しました。内容は「地域社会との共生や、健康増進、持続可能な社会の実現を目的にしたもの」と定義していますが、かなり自由度が高く、家族も参加可能。以前より参加率が高くなりましたね。

次世代のリーダーに望むことは。

 組織を持続的に成長させることがリーダーに課せられた役割。そのためには自分の健康に留意し、最大限の努力をすべきです。何かを判断する時には、社員の幸せと会社の成長を基準にしなければなりません。後継者の育成のため、採用活動も重要になりますね。昨年から自社の社員に人材を紹介してもらう「リファラル採用」を導入し、成果が出ています。

Overview [概要]

2024年4月入社の新人社員です。現在研修で頑張っています
◼所在地 〒951-8503 新潟市中央区川岸町一丁目53番地1
TEL.025-231-1211 FAX.025-231-1212
◼設立 1970年11月
◼事業内容 舗装事業、総合建設業、不動産業、開発事業 他
◼資本金 20億円
◼売上高 284億円(2023年12月期)
◼従業員数 726人(2023年12月現在)
◼本支店 新潟本店・東京本店・村上支店・新潟支店・中越支店・上越支店・中部支店・関西支店・東北支店・北海道支店・中国支店・九州支店
◼ホームページ https://www.fukudaroad.co.jp/