本年度のトピックをお聞かせください。

　４月１日に新潟支社と長岡支社が統合し、新潟総合支社になりました。事務集中という形での統合ですので、長岡営業支社は継続運営します。経営理念「お客さま第一主義」をベースに、フォロー体制を中心に置いて、さらなるサービスに努めます。
　福利厚生サービス「ベネフィット・ワン」との協業もこれまで以上に進めます。人的資本経営を意識している企業の福利厚生制度の充実やエンゲージメント（会社に対する愛着度）の醸成、雇用の確保で優位性を保つ一助として、制度導入をご検討いただけると幸いです。
　保険商品としては経営者向けに生活障害年金定期保険「プログシード」を、個人のお客さまには長期入院に備える「心身サポート」を発売しました。また第一生命には「資産形成・承継・相続アドバイザー」という投資や相続の専門家がいます。時代にマッチした商品を提供しながら、保障と資産形成の一体コンサルティングを本年度も行っていきます。

経営戦略をお聞かせください。

　県および自治体との包括連携に基づく取り組みを推進し、支社で制作した「地域包括連携ガイドブック」を活用しながら積極的に行政に発信したいですね。また９月に行政やメディアと共催しビジネス商談会を開催します。大手のホスト企業と中小企業をコネクトし、マッチングの機会を創出。参加企業同士の自発的なマッチングも含め、地域企業の新たなビジネスにつなげ、喜んでいただくことを目指しています。
　一般のお客さまには、無料で付加できる「契約者代理特約」のご案内を加速します。契約者ご本人が介護状態になるなど万が一の場合でも、代理人による手続きがスムーズにできます。同時に本社でコールサービスを行うカスタマーサクセス部と、現場で働いている生涯設計デザイナーとの連携を強化します。
　当社は２００１年に「日本経営品質賞」を受賞していますが、引き続き「顧客価値経営」を支社運営の柱に、中小企業の業績と経営の質向上のお手伝いをしていきます。また、25年度は中期経営計画の２年目。最終26年度の目標達成に向け、経営基盤の強化にまい進します。

若い頃の自分へのアドバイスは。

　全体像を把握した上で細部にも目を配っていくのが大切ですが、若い頃はなかなかできませんでしたので、入社３、４年目の自分に「着眼大局・着手小局」を伝えたいです。