常識を覆す融雪システムで雪国の暮らしを快適に
住宅関連のトピックをお聞かせください。
住宅業界は資材の高騰や人材不足など、大きなうねりの中で変化しています。国は省エネにシフトしており、これからは高気密・高断熱の住まいが主流になるでしょう。ただし数値基準が厳しく手続きも煩雑なため、住宅の自由度が狭められているのではないかと感じています。
暖房の主力はエアコンが圧倒的ですが、空気の乾燥、災害で電気やガスが止まることがあるなどの問題があります。停電時には薪(まき)ストーブがとても活躍します。薪ストーブは「楽しい暖房」ですから、一定の人気があり、口コミでファンが増えつつあります。ショールームでは各メーカーの薪ストーブを見て、触れることができます。小さめサイズのものやお料理を楽しめるものもありますよ。
企業から相談が多い案件は何でしょうか。
圧倒的に多いのは屋根融雪システム「オンリーワン®」で、県外からも相談が寄せられます。当社の融雪システムはどんな形状の屋根にも施工可能な上、紫外線や酸、アルカリなどの影響を受けにくく、耐久性抜群。1999年から1万件以上施工してきましたが、物理的な損壊以外で故障したことはほぼありません。壊れないから廃棄物も出ず、高い省エネ技術により電気代も抑えられます。近年ではソーラーパネルの上にメッシュ状のヒーターを施工したり橋の上に施工し氷雪被害を防いだりと、実にさまざまな場面で使われています。
温暖化と言われて久しく年間の積雪量は減っていますが、短時間で集中的に降る「ドカ雪」は増えました。屋根に積もる雪が氷の塊となり、各地で雪害を引き起こしています。当社の融雪システムで、雪国の暮らしをより快適にすることができますので、お気軽にご相談ください。
次世代のリーダーに望むことは。
「志」を大事にしてほしいですね。お金のためではなく、何かのために、誰かのためにという思いを持ってほしい。私が生まれ育った長野県に降る雪は軽く、雪だるまやかまくらが作れる重い雪がうらやましかったものです。しかし長岡市で暮らすことになり、雪で困っている人や雪下ろしの事故で亡くなる人が大勢いることを知りました。雪で人が困ることをなくしたい。お年寄りが屋根に上がらなくても済むものを作りたい。そういう思いで30年やってきました。次の世代には、小さくても構わないので何らかの「志」を持ってもらえたらと思います。
Overview [概要]
◼所在地 |
〒950-0154 新潟市江南区荻曽根1丁目4番22号 TEL.025-382-0339 FAX.025-382-0343 |
◼創業 | 1991年3月 |
◼事業内容 | 暖房・融雪システムの開発、販売、施工、薪ストーブの販売施工、赤外線反射断熱材の開発、販売 |
◼資本金 | 3,000万円 |
◼従業員数 | 11人 |
◼県内外代理店 | 48社 |
◼ホームページ | https://www.yukigunikagaku.co.jp |