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専門人材を育て地域のDXを促進する

新潟支店長
伊藤 孝寛

経営戦略をお聞かせください。

 現代では業務においてDXというキーワードは欠かせません。その「トランスフォーメーション」が意味する進化・変革を、私たちの得意分野であるデジタル化で迅速に実現できるよう、お客さまと一緒に考えていきます。
 業務改革ではAIが非常に注目されています。NECは高い日本語性能を有する軽量LLM(大規模言語モデル)の「cotomi(コトミ)」を活用した独自生成AIを提供し、業務の効率化とDXに寄与します。
 解析技術にもAIを活用しています。身近な例では、健康診断の結果をAIで分析し、将来の健康状態を予測。AIから生活習慣の改善を促すサービスを自治体や企業に導入いただいています。多岐にわたるサービスの基盤として「NEC デジタルプラットフォーム」と称したラインアップをそろえ、インフラ面とセキュリティー面をしっかりと担保しながら、より安全に業務が遂行できる環境も提供します。

人材育成にも注力されています。

 国内外から優秀な人材を採用し、2025年度までに1万人超のDX人材を社内で育てることが目標です。ここで言うDX人材とは、業務改革のためのDXの価値を企業の経営層に説明でき、当社のサービス導入検討に至るまでの商談ができる人材です。もちろん導入後もお客さまと並走し、DXを推進します。
 また本年度から全社員に「適時・適所・適材」のジョブ型を採用。必要なタイミングに、必要な人材を割り当てることを主眼に置いた組織へと変革します。営業活動においても、これまで蓄積してきた経験データを基に行動分析し、将来を見越した価値提案をする「データドリブン型」にシフトしています。変化の激しい時代では、業務のスピード感が肝心です。地域の皆さまのDXを促し、共に成長できる企業として努力していきます。

次世代のリーダーに望むことは。

 次世代は豊富なスキルやノウハウを持っています。それらを有効活用し、リーダーとして事業を拡大しながら地域を活性化するにはリレーション(関係性)が重要です。地域に根差した人脈を構築し、信頼を育んでこそ物事は進展し、文化が発展します。リレーションづくりのポイントは、自分をオープンにして、約束を必ず守ること。社員には事業の方向性を示し、「自分で考え、アジャイル的に(俊敏に)動こう」と言っています。

Overview [概要]

NEC本社ビル
◼所在地 新潟支店:〒950-0088 新潟市中央区万代3-1-1 メディアシップ12階
TEL.025-247-6101 FAX.025-247-6108
(本社:東京都港区芝五丁目7番1号 TEL.03-3454-1111)
◼創立 1899年7月17日
◼事業内容 ITサービス事業、社会インフラ事業
◼資本金 4,278億円(2023年3月31日現在)
◼売上高 単独 1兆7,756億円
連結 3兆3,130億円(2022年度実績)
◼従業員数 単独 22,036人、連結 118,527人(2023年3月末現在)
◼ホームページ https://jpn.nec.com/
(※概要はグループ全体)