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グリーンライフ創造に向かって使命感を持ち前へ

代表取締役
荒川 義克

近況をお聞かせください。

 緑化分野では、特殊な機械を活用し短期間で樹木の移植を行う工事を受注しています。東京都世田谷区の馬事公苑では、馬術競技会場への改修およびその後の再整備工事の一環として施工しました。
 国土保全分野では、長野県内でリニア中央新幹線建設に伴う斜面の保護工事を受注しました。国を代表する事業に関連する工事であり、今後の成果につながることを期待します。
 公民連携分野では、民間資金活用による社会資本整備(PFI)事業などに注力しています。本年度からは、県立紫雲寺記念公園の指定管理者として運営管理を開始しました。今以上に効率的で質の高いサービスの提供を行うことで社会貢献の範囲を広げていきます。

グリーンインフラに関連する事業展開に勢いがあります。

 自社開発の飛砂防止・緑化工法「はまみどり」が県内外で広がっています。海岸部における風力発電施設の建設にも採用されています。環境省の「環境技術実証事業(ETV事業)」に申請中の「はまみどり」なら、そこに潜在する植物資源を活用し、生態系を保ちながら緑化できます。こうした持続可能な環境対策は必要不可欠なものとなっており、今後、当社のSDGsの取り組みの一つとしてさらに推進します。
 さらに今、「やまみどり」という新工法を開発中です。「やま」での緑化に活躍することから名付けました。国土交通省の「グリーンインフラ創出促進事業」に採択され、阿賀野市での実証実験に着手しました。通常ののり面緑化は外来種の草木などを使いますが、キノコ栽培で使った菌床などを基盤材としています。自生植物の種の落下を受け入れて生育を促す「シードトラップ型」の工法として開発を進めていきます。

「グリーン産業2030に向けて」と題した取り組みが始まりました。

 SDGsのゴール2030年を視野に置いています。インフラ老朽化や自然災害頻発などの現状があり、建設業はそれに応える責務があります。「グリーンライフ創造企業」を標榜(ひょうぼう)する当社はそうした課題に対し、より多くの満足を提供すべく使命感を持って取り組もうというのが狙いです。「GX(グリーントランスフォーメーション)」を目指し、企業価値向上に取り組みます。そのため、社員から生まれてくる事業提案を元にスタートアップ支援を進めます。「やまみどり」はそれが形になった第1号の事業です。

Overview [概要]

再整備後の馬事公苑
◼所在地 〒950-0983 新潟市中央区神道寺2丁目2番10号
TEL.025-242-2711㈹ FAX.025-242-2700
◼創業 1971年3月
◼事業内容 法面工事、造園工事、指定管理者業務、コンクリート構造物維持補修・補強工事、ゴルフ場関連工事、屋外体育施設工事など
◼資本金 4,000万円
◼売上高 57億1,500万円(2023年7月実績)
◼従業員数 399人(2023年7月現在)
◼支店・営業所 中越支店、上越支店、東京支店、下越営業所、佐渡営業所、柏崎営業所、十日町営業所、仙台営業所、豊栄営業所、岡崎営業所
◼ホームページ https://www.green-s.co.jp/