最新テクノロジー活用 さらなる成長戦略描く
昨年はどのような年でしたか。
2度の価格改定や人出の回復、ビジネスの最盛期である夏季の猛暑などの要因で大幅増益となり、2024年の目標としていた通期の黒字化を1年前倒しで達成できました。
昨年8月にはグループ共通のコーポレートメッセージ「ハッピーなひとときを、ボトルから。」と新たな中期経営計画「Vision 2028」を策定。今後も持続可能な成長と企業価値の向上に向けて前進していきます。
今年の経営戦略は。
トップライン(売上高)成長戦略では、これまで成果を上げてきた収益性改善の施策をさらに高いレベルで実行していきます。
管理・事務オペレーションを効率化し、膨大なデータを基にしたデータドリブン経営を推進するため、アクセンチュア(東京)との合弁会社「ネオアーク」(東京)を設立し、今年1月より事業を開始しました。
自動販売機と連動するコカ・コーラ社の公式スマホアプリ「Coke ON(コークオン)」は、2月現在、5200万ダウンロードを超え、全国48万台の対応自販機でご利用いただけます。3月からは、おつりや現金を自動販売機でチャージできる新機能「自販機チャージ」がスタート。順次、全国展開しています。
また、需要が高まるインバウンド向けの施策として、自動販売機にて15種類以上の2次元コード決済が可能となるサービス「QR de 決済」を展開するなどデジタルを活用した施策に力を入れています。
新潟エリアでの活動についてお教えください。
新潟は寄付型自動販売機の設置に関し多くの賛同を得ている県です。認定NPO法人ハートリンクワーキングプロジェクト(新潟市中央区)の活動を支援するハートリンク支援自販機や、NPO法人新潟難病支援ネットワーク(新潟市西区)を支援する新潟難病サポートプロジェクト自動販売機を展開。設置先の皆さまのご理解に感謝するとともに、継続的なご協力をお願いしたいと思います。そしてこれからも地域が抱える課題解決のお役に立ちたいと考えています。
次世代のリーダーに望むことは何でしょうか。
デジタルとアナログ、両方をバランスよく組み合わせられる人材ですね。社名や肩書ではなく互いに名前で呼び合える信頼感は、フェイストゥフェイスのお付き合いで育まれると考えています。
Overview [概要]
◼所在地 |
〒950-1102 新潟市西区善久630-1 (新潟セールスセンター) 本社/〒107-6211 東京都港区赤坂九丁目7番1号 ミッドタウン・タワー |
◼設立 | 2001(平成13)年6月29日(2018年1月1日にコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社に商号変更) |
◼事業内容 | 清涼飲料水・アルコール飲料の製造、加工および販売 |
◼資本金 | 1億円 |
◼売上収益 | 8,686億円(2023年実績、連結) |
◼従業員数 | 約14,000人(2023年末時点、連結) |
◼新潟県内拠点 | 新潟、佐渡、東港、長岡、上越、六日町の6セールスセンター |
◼ホームページ | https://www.ccbji.co.jp/ |