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中期経営計画の達成とさらなる環境経営の推進

代表取締役社長 CEO
岸本 晢夫

競争力強化に取り組んでいます。

 中期経営計画の最終年度である2025年度は売上高3,300億円、営業利益200億円を目指し、事業ポートフォリオシフト、競争力強化、サステナビリティ活動推進を基本方針に、企業価値のさらなる向上に向け、事業活動を積極的に推進します。
 当社は従前より環境経営を推進し、業界の中でも先陣を切って環境改善設備投資を実行してきました。現在、新潟工場はバイオマスエネルギーを主体として稼働、CO2ゼロ・エネルギー比率は約70%に達しています。それらの取り組みにより、英指数算出会社FTSEラッセル社のESG(環境・社会・企業統治)投資向けの指標銘柄に2年連続で選定され、また国際的な環境非営利組織であるCDPより、気候変動分野で「Aマイナス」、森林分野で「A」といった最上位クラスの評価を得るなど、業界トップクラスの環境競争力を有しています。
 また、価格改定とともに、現行のシェアを維持し、外部環境の変化に合わせた最適な生産体制を確立することで、生産・販売部門のコスト競争力のさらなる強化を目指します。
 さらに大王製紙株式会社との戦略的業務提携では、製品のラウンド輸送やチップ専用船の相互活用などの具体化が進んでおり、さらなるシナジー(相乗効果)の発現と収益体質の改善、強化を目指します。

新潟県内での取り組みは。

 東新潟地域において、日本国内初のCO2を回収・貯留する「CCS」事業を30年までに開始することを目指し、参加企業と共に取り組んでいます。新潟工場ではバイオマス燃料由来のCO2分離回収設備に係る検討を担っています。
 地域とのつながりはインターンシップ受け入れ、新潟市東区主催のオープンファクトリーやPR動画製作への協力、環境イベントや「にいがた脱炭素プロジェクト」への参画など、地域社会とのコミュニケーションにも積極的に取り組んでいます。
 今後も当社グループは社会の持続可能性に配慮するサステナブル経営を推進し、新潟県の発展に貢献します。

若い頃の自分にかけたい言葉は。

 新入社員に贈っているメッセージ同様、「人生には運、不運や偶然はない。その時々の現象としては、運や偶然が重なっているように思えても、長い人生を通じて考えると、本質的には運・不運や偶然もなく、個人個人が意志を持ってやろうとしていることが実現する。意志を強く持ち続けることが、人生においてとても大切である」ということです。

Overview [概要]

Road to 2050 先進的CCS事業の詳細はこちら
◼東京本社 〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町3-2-2
TEL.03-3245-4500
◼設立 1907年4月27日
◼事業内容 紙・パルプ製品の製造販売事業など
◼資本金 420億2,094万239円
◼売上高 2,970億円(連結、2024年3月期)
◼従業員数 連結 3,749人、単体 1,481人
◼事業所 新潟工場・長岡工場 他
◼ホームページ https://www.hokuetsucorp.com