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エネルギー商社として脱炭素社会実現をサポート

代表取締役社長
早山 康弘

昨年「新潟県カーボン・オフセット制度コーディネーターに関する協定書」を締結されました。

 企業が排出する温室効果ガスをどうしても削減しきれない場合に、他の場所で削減・吸収された分を「カーボンクレジット」として購入することで相殺する制度のコーディネーターです。購入代金は県内の森林整備や保全などに役立つ仕組みです。
 昨年は、新潟県庁舎車庫棟他3カ所の太陽光発電設備導入(PPA)事業の事業予定者にも選定されました。PPAとは、お客さまの施設に電気事業者が無料で太陽光パネルを設置し、発電した電力の使用分を一定期間、固定単価の電気代としてお支払いいただく事業モデルです。当社でも「ハヤマの0円ソーラー」として提供していますが、近年は行政施設が率先して設置する動きが出てきていますし、民間からの引き合いも増えています。
 当社では産業用燃料「出光カーボンオフセットフューエル」と、シェルの潤滑油「カーボンニュートラルルブリカンツ」の取り扱いも始めました。いずれも製品の製造・使用工程で発生するCO2をクレジットで相殺するものです。温室効果ガス排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル社会の実現へ向け、さまざまな事業でサポートしていきます。

社内の改革については。

 採用に力を入れるのと並行し、人手不足でも事業の持続性を担保するためのDXに本腰を入れて取り組むことが喫緊の課題です。どの部分がデジタルやAIに置き換えられ、相乗効果が期待できるのか、逆にコアな部分で人間がやるべきはどこかなど、今年は洗い出し作業を全社で行います。社員一人一人が知恵を出し、効率化も進んでいます。
 さらに昨年から社内教育制度を充実させ、勤務時間扱いでオンライン研修を受講できるようにしました。資格取得のバックアップもしています。モチベーションアップにつながる成果が出始めています。

次世代のリーダーに望むことは。

 グローバルで活躍できる人材に尽きますね。井の中の蛙(かわず)にならないよう社会に目を開き、新しいことや世の中の流れにしっかり対応する力が、従来のリーダーシップに加えて重要になります。通常の業務と共にリスキリング(学び直し)を継続することも必要でしょう。私はリーダーとして、自分の考えや会社の方針、その理由を社員に周知することを心掛け、社内報などを活用して実行しています。

Overview [概要]

出光カーボンオフセットフューエル
◼所在地 〒951-8113 新潟市中央区寄居町706番地
TEL.025-223-6561 FAX.025-228-5576
◼創業 1899(明治32)年
◼設立 1948(昭和23)年
◼事業内容 石油製品の卸売業・小売業 産業用エネルギーの卸売、ガソリンスタンドの運営、洗車専門店の運営、太陽光発電設備の販売、就労移行支援事業所の運営
◼資本金 9,900万円
◼売上高 318億4,600万円(2023年5月)
◼従業員数 177人(2024年3月現在)
◼支社 仙台営業所、鶴岡営業所、佐渡油槽所、東港配送センター、直営給油所(新潟県12カ所、山形県2カ所)
◼グループ会社 ㈱ハヤマサービス、㈱新潟オイルサービス、㈱オイルヴィジョン
◼ホームページ https://www.kk-hayama.net/