「働きがいのある会社」へ職場環境を整備

荒明 正紀 氏
設計施工の建物が、脱炭素化のモデルケースとして表彰されました。
グループ会社である(株)興和の中越支店が、先進的な省エネ活動や製品などを選ぶ2024年度の「省エネ大賞(省エネルギーセンター主催)」で会長賞を受賞しました。この建物は当社が設計と施工を担い「積雪寒冷地における地中熱を活用したZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)オフィス」として評価されたもので、全国約120件の応募の中から選ばれました。受賞により、フクダグループの業務を一般の方にもPRしやすくなりました。
本年度のトピックは。
16年に策定した「長期ビジョン2025」の最終年度です。これまでの検証と、来年からの新中期経営計画策定を始めています。次の10年を担う中堅社員からもアイデアを出してもらい作り込んでいるところです。
土木事業では公共事業だけでなく民間企業が発注する工事への取り組みを強化し実績を積んできています。また産学連携で、大学の研究室とAIを特定の仕事に生かす開発を進めています。人手不足問題や職場環境の改善といった課題を解決するために、AIをはじめ多方面での新たな取り組みを一歩ずつ実践しています。
社長就任時から「働きがいのある会社」を掲げていますね。
働きがいは、仕事の第一線である現場も含めた働きやすさがあってこそ。育児・介護休業や住宅手当など福利厚生のさらなる充実や給与体系の見直しを行い、今年から運用を開始しました。
社内の風通しの良さも重視しています。現場で問題が起きた時、速やかに社内で情報共有し、誠実に対処することの大切さを常に社員に伝えています。そのために普段から上層部に意見が言える雰囲気の醸成を社内全体で意識しています。
建設業は、建物や構造物といった目に見える形になるので達成感を得られますし、お客さまからの感謝がモチベーションになります。人の命と地域を守る、自信と誇りを持てる仕事であることを採用でもアピールしています。
フクダグループのスピリットは「100年先も誠実」。人を大切にする企業風土は、これまでの社員の考え方と行動が積み重なった結果です。次世代へ受け継ぐために、これからも地道に努力を重ねます。
若い頃の自分へのアドバイスは。
「英会話ができたほうがいい」ですかね。英語を自由に話せると人生が豊かになる気がします。
Overview [概要]

◼所在地 |
〒951-8668 新潟市中央区一番堀通町3-10 TEL.025-266-9111(大代表) FAX.025-266-5591 |
◼創業 | 1902年1月 |
◼事業内容 | 総合建設業、不動産事業、開発事業 他 |
◼資本金 | 51億5,800万円 |
◼売上高 |
984億2,200万円 連結1,665億8,900万円(2024年12月決算) |
◼従業員数 | 850人(2024年12月現在) |
◼本支店 | 東京本社/本店・新潟本店・中越支店・東北支店・名古屋支店・大阪支店・九州支店・北海道支店 |
◼ホームページ | https://www.fkd.co.jp/ |