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「みなとから今を支え、明日を拓く。」

代表取締役社長
社長執行役員
本間 常悌

来年創業120周年を迎えます。

 1905年に酪農業でスタートし、港湾関連など次第に事業を拡大。60年代、本格的に海運業に進出しました。今では売り上げの7割を占めるメイン事業です。
 新潟西港の臨港ふ頭は、日本で唯一の私有港湾。最大6万重量トンの船舶が接岸可能です。営業倉庫などの施設を備えるプライベート港湾ですので、お客さまのご要望に柔軟にお応えできます。新潟東港にも危険品倉庫や大型常温倉庫、危険物タンクコンテナ蔵置所など充実した設備を保有し、さまざまな物流サービスを提供しています。

企業理念をお聞かせください。

 「私たちは お客様の心を大切にし 未来を見つめ 新しい社会 豊かな人間環境を創造する企業をめざします」を掲げています。120周年を迎えるにあたり「みなとから今を支え、明日を拓く。」というパーパス(存在意義)を策定しました。120周年を機に当社の原点である港湾事業に回帰し、未来へ果敢にチャレンジしていきます。

本年度、力を入れることは。

 昨年、再生可能エネルギー推進部を新設。今年の10月頃に新潟東港バイオマス発電所が稼働予定ですし、昨年末、村上・胎内市沖の洋上風力発電事業者が決まりました。燃料の輸送、港湾荷役や搬送関係など、地元業者としてサポートします。
 また昨年12月、新潟港と博多港、門司港を結ぶ内航フィーダー航路の開設に合わせ、船舶による国内港間のコンテナ貨物輸送サービスを開始。輸送モードを複数化し、トラック運転手の時間外労働が規制される「物流の2024年問題」への対応や脱炭素に貢献します。
 海外展開としては現在中国・上海に事務所を設けています。将来的にはベトナム進出を検討しており、今年ベトナム人社員を採用しました。
 私たちは国際貿易で地域経済を担っており、グローバルで幅広い事業展開が強みです。今年は女性社員が初めて港湾の現場に配属され、多様な人材と、新しい視点を生かした活躍に期待しています。

次世代のリーダーに望むことは。

 イノベーションを起こしてほしい。そのためには視野を広げ、リスクを正確に把握し、迅速に対応することが必要です。社長就任以来、もう一工夫、もう一声、もう一歩先を意味する「プラスワン」を社員との合言葉にしています。周囲とのコミュニケーションをおろそかにしないこともリーダーには求められますね。

Overview [概要]

本州日本海側初の大型危険品倉庫と倉庫群
◼所在地 本社:〒950-8540 新潟市中央区万代5丁目11番30号
TEL.025-245-4113 FAX.025-248-4113
◼設立 1905(明治38)年11月12日
◼事業内容 港湾運送事業、倉庫業、貨物利用運送事業、通関業、航空貨物取扱業、船舶代理店業、不動産事業、保険代理店業、商品販売事業、機械販売事業、産業廃棄物処理業 など
◼資本金 19億5,000万円
◼売上高 103億5,700万円(2023年3月期)
◼従業員数 347人(2024年1月現在)
◼支社・支店・営業所など 東港支社、東港コンテナターミナル、東京支社、臨港支店、直江津支店、横浜営業所、上海事務所、機械営業部、木材リサイクルセンター
◼グループ会社 リンコー運輸株式会社、リンコー港運倉庫株式会社、株式会社ホテル新潟(運営ホテル:ANAクラウンプラザホテル新潟)
◼ホームページ https://www.rinko.co.jp/