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創立100周年に向け「新化」を加速

代表取締役社長
小林 輝昭

2年後の創立100周年に向け、新社屋の建設に着手しました。

 今年12月の完成予定です。働き方が大きく変化する中で、社員のエンゲージメント(会社に対する愛着度)向上、やりがいや希望を持って取り組める会社づくり、女性が働きやすい職場づくりへの布石としていきます。

環境に配慮した先進的な建物です。

 省エネルギー設備を備えた「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」仕様で、建設にはCO2排出量を大幅に削減したグリーン鋼材「JGreex」を使用します。新潟県内では全面グリーン鋼材使用の建物はこれが初めてになるでしょう。最上階の4階には災害備蓄を置き、一時避難所としての機能も備えます。工場のある聖籠町は子育て支援が充実しており、結婚して町内に住む社員が多い。地域貢献も重視しています。

工場全体でCO2排出量ゼロを達成しました。

 カーボンニュートラルに向けた取り組みが産業界で加速しています。太陽光パネル設置に加え、電気が化石燃料由来でないことを証明する「非化石証書」を取得し、CO2排出量ゼロの工場となりました。

昨年の業況はいかがでしたか。

 首都圏の開発は活況なように見えますが、実際には建築費の高騰で計画見直しが相次いでおり、逆風の中で社員が危機感を持って取り組んでくれた結果、目標を達成できました。当社は建築鉄骨と橋梁(きょうりょう)の二本柱ですが、その中で生き残っていくには、現状で満足せず、さらにその上の技術を習得し、磨いて強みにすることだと考えます。
 工場においては、全国で数社しかできない高強度の鋼材加工のための設備を増強中です。最大規模の設備導入に伴い、技術力を身に付けているところです。

創立100周年に向けた思いは。

 常に新しい技術に挑戦してきたことが藤木のDNA。次の100年に向けて「変化・新化・成長」をスローガンに取り組みを進め、今年は「新化」として新たな可能性を求めて挑戦を続ける年としています。新技術に挑戦し、未来のためカーボンニュートラル、働きやすい環境づくり、地域貢献も進めます。今は若手社員中心のスマートファクトリー推進チームで工場の将来構想を練り、経営でも若手中心の企画室で討論を重ねています。昨年12月にホームページをリニューアルしたのも、昨春入社した社員の発想。若い力を生かし、「この会社に入って良かった」と社員が誇りを持てる企業にしていきます。

Overview [概要]

新社屋完成イメージ
◼所在地 本社 〒950-0087 新潟市中央区東大通1-2-23 北陸ビル5F
TEL.025-255-5158 FAX.025-255-5157
東港工場 〒957-0101 北蒲原郡聖籠町東港3-2265-6
TEL.025-256-2111(大代表) FAX.025-256-2377
◼創業 1927年4月3日
◼設立 1956年4月2日
◼事業内容 建築用鉄骨・鋼橋等大型鋼構造物の設計・製作及び現場施工
◼資本金 9,800万円
◼売上高 176億円
◼従業員数 293人
◼工場・支店・営業所 東港工場・東京支店・東北営業所
◼ホームページ https://www.fujiki-t.co.jp/