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事業の連携強化で「おいしさ」を世界へ発信

代表取締役社長
田中 利直

事業が広がりを見せています。

 食品原材料・調味料などの卸売業を起点に、ブレンド・シーズニング事業、さらにはベトナム・メコンデルタ地域の農水産資源を活用した独自の粉末素材を生み出す素材開発事業へと歩みを広げてきました。近年は、この3事業が互いに補完し合う事業モデルが確立しつつあります。
 具体的な成果を生んだのが、自社ブランド「MillGlobe(ミルグローブ)」。サステナビリティを掲げ、メコンデルタの食資源を独自の技術で加工した粉末素材です。この素材をブレンド事業の配合に組み込んだり、卸売業を通じて食品メーカーに販売したりと、各事業が連携を強化しています。

ベトナムでの最近の動きは。

 25年2月には、イオンベトナム・カントー大学・当社の3者で基本合意書を締結し、メコンデルタの素材と現地企業の食品工場を活用したプライベートブランド商品の開発が始動。ベトナムでの販売からスタートし、将来的にはアジア全域への展開を視野に入れています。さらに東京大学農学部の指導の下、新潟大学・カントー大学の学生、エースコックベトナムの研究開発者らと実施した、日本人とベトナム人の味覚の差異に関する共同研究の結果を、夏より国際的な学会にて発表していく予定です。

今後の取り組みをお話しください。

 AI活用、グローバル採用の推進、研究の国際展開に取り組みます。素材の改質プロセスには熱・圧力・時間など多くの変数があり、試行錯誤に膨大な時間がかかっていましたが、AIとデータサイエンスを活用して最適化と効率化を図り、これまで積み上げてきた「おいしさを科学する」に関連した知見を全社資産として共有できる仕組みを整備していきます。人材面では英語を公用語とする国際営業部を昨年10月に発足。異なる国籍・言語・バックグラウンドを持つ人材が成長を促進し合う組織を目指します。研究では、日本の食品メーカーが東南アジアに展開する際、製品の何をどう変えればよいかを科学的に示唆できる存在を目指します。

座右の銘をお聞かせください。

 哲学者カントの言葉「人を手段としてのみならず目的と捉えよ」です。会社の業績を目的にした瞬間、社員はその手段となってしまい、そこを根源として多くの問題が発生します。失敗を重ねながらたどり着いた信念です。AIの利活用が加速する今だからこそ、一人一人が自分のミッションを見つけ自ら成長できる環境を支えることが大切だと考えています。

Overview [概要]

タケショーフードベトナム外観
◼所在地 〒950-3122 新潟市北区西名目所5503番地1
TEL.025-278-2001 FAX.025-278-2108
◼設立 1960年8月
◼事業内容 食品加工用原材料の販売 、食品開発に関するサポート、ブレンド調味料の製造・販売、食品素材の開発・製造・販売、包装資材の販売、包装関連設備の販売・メンテナンス、理化学分析機器の販売・メンテナンス
◼資本金 9,548万円
◼社員数 230人(2026年4月1日時点、グループ合計)
◼拠点 東京オフィス(東京都中央区)、タケショーフードベトナム(ベトナムカントー市)、CTUオフィス(カントー大学内)
◼ホームページ https://www.takeshofood.co.jp