大切なのは人の力 挑戦が開く水産業の未来
風間 宏一 氏
今年、注力することは。
水揚げが減少している昨今、当社はSDGs宣言の下、水産資源の持続的な利用に努め、しっかりと管理された安心・安全な商品を引き続き提供していきます。資源が限られる今だからこそ重要なのは、どのように販売していくかという点です。当社には鮮魚部と冷塩部がありますが、これまで以上に部署の垣根を越えて理解を深め、知見を共有する機会をつくり、新しい販売提案につなげていきたいと思います。部署間だけでなくグループ全体でコミュニケーションを取り、組織全体の力を高めていきます。また、業界の枠を越え、新潟のさまざまな人々と連携することも重要だと考えています。
さらに今年から、受発注業務のDⅩを具体的に進めていきます。業務の効率化を図ることで、社員の働きやすさを高め、お客さまへのサービス向上にもつなげていきます。ただし、鮮魚の取り扱いは本質的にデジタル化が難しい部分もあります。夕方に水揚げされた魚を翌朝早く販売するには、やはり人の力が不可欠です。簡略化できる部分はデジタル化を進めつつ、そうでない部分では人の力を最大限に発揮する。個人に依存せず、組織として仕事を回していく仕組みを構築していくことが不可欠です。
水産卸売業において、必要な力とはどのようなものでしょうか。
当社の使命は、消費地のニーズに合った商材を全国各地、さらには海外からも仕入れてくること。そしてそれを確実に新潟へ届けることも、私たちの大きな役割です。新潟で水揚げが減少しても、どこかで必ず魚は揚がっています。各地の水揚げ状況や国内外の相場を常に情報交換しながら、世界中どこへでも足を運び、自分の目で見て、舌で味わい、新たな商材を開拓しなければなりません。そのため若い社員にも積極的に外へ出てもらい、自ら仕入れ、自ら売り、結果を出す経験を積んでもらうことで、実践的な力を身に付けてほしいと考えています。
座右の銘をお聞かせください。
黒人初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンの言葉「不可能の反対は可能ではない。挑戦だ」です。できるかできないかではなく、難しいと思われることに挑戦する姿勢こそが大切だという意味です。何かを実現するためには、まず挑戦してみなければ始まりません。私自身もその思いで仕事に取り組んできましたし、社員一人一人が挑戦することを楽しみながら成長していく組織でありたいと願っています。
Overview [概要]
| ◼所在地 |
〒950-0114 新潟市江南区茗荷谷711番地 TEL.025-257-6400 FAX.025-257-6415 |
| ◼設立 | 1924年12月8日 |
| ◼事業内容 | 水産物卸売業・冷蔵倉庫業 |
| ◼資本金 | 1億円 |
| ◼売上高 | 281億8,811万円(2025年3月期) |
| ◼グループ会社 | 大栄魚類㈱、新潟西部水産㈱ 他3社 |
| ◼ホームページ | https://www.niigata-reizo.co.jp |

