労務管理で人を大切にする社会と地域に貢献
藤田 英樹 氏
昨年、会長に就任しました。
県社労士会には560人以上の会員が在籍しています。会員の資質向上を目指した各種研修会の実施を中心に事業を展開しています。また社会貢献活動として、労働相談や個別労働関係紛争解決(ADR)の機関を設けています。昨年6月には社労士法が改正され、第1条の法の「目的」が「使命」に変更されました。社労士自身が広い視野を持ち、ビジネスと人権の理念に立脚した労務管理を通して、人を大切にする社会づくりにこれまで以上に努めます。
近年、相談の多い企業課題は。
ハラスメントは労務管理のキーワード。特にカスタマーハラスメント対策の問い合わせが増えています。昨年「カスタマーハラスメント防止指針」が厚生労働省から公布され、今年10月1日に防止措置が事業主の義務になります。相談窓口設置など対応の実務を提案し、ハラスメント対策のルールづくりを支援していきます。また顧客先等からのハラスメント研修の依頼にも応じています。
コンプライアンスの実効性確保に向けた企業の取り組みもサポートしており、地方自治体や民間企業の労働法令の遵守状況をチェックする「労働条件審査」を実施しています。
教育現場の支援としては、小学校高学年から大学生までを対象とした「出前授業」を学校で無料開催しています。働く意義とルール、雇用と社会保障、労働保険と社会保険、年金の仕組みについてなどのほか、アルバイトの注意点、求人票や給与明細の見方など、年齢に応じて具体的に分かりやすく解説し、大変好評です。当会のホームページから申し込みできますので、ぜひご利用ください。
当会は県と包括連携協定を結んでおり、県が昨年創設した「新潟県多様で柔軟な働き方・女性活躍実践企業認定制度 Ni‒ful(ニーフル)」にも注目しています。ニーフル認定企業は社労士などから伴走型支援を無料で受けられるほか、関連事業の補助金や助成金の交付などメリットがあります。新潟で女性や子育て世代が働きやすい職場づくりをサポートし、地域に貢献します。
座右の銘をお聞かせください。
会津八一が人生の指針とした「学規」です。「ふかくこの生を愛すべし」「かへりみて己を知るべし」「学芸を以て性を養ふべし」「日々新面目あるべし」。20歳頃、八一の書を見て魅了されました。「学芸を以て性を養ふべし」を思い起こすたびに、常に研鑽(けんさん)する気持ちを強くしています。
Overview [概要]
| ◼所在地 |
〒950-0087 新潟市中央区東大通2丁目3-26 プレイス新潟1F TEL.025-250-7759 FAX.025-250-7769 TEL.025-244-9246(街角の年金相談センター新潟・予約専用ダイヤル) |
| ◼設立 | 1978年12月 |
| ◼事業内容 | 年金、人事・労務、労働諸問題の未然防止と速やかな解決 |
| ◼会員数 | 開業 317人、法人社員 70人、非開業 178人、合計 565人(2026年2月現在) |
| ◼ホームページ | https://www.sr-niigata.jp/ |

