待たない健診 受診率向上で県民の健康守る
藤口 憲輔 氏
昨年2施設がオープンしました。
おかげさまで新潟健診スクエア(新潟市西区)、県央健診スクエア(三条市)とも順調です。タブレット端末によるシステム導入により受診がスムーズになったことで、最後の医師の結果説明まで受けてもらえる方が増えました。
当会の人間ドックでは身体計測や血液検査、がん検診などの各種検査だけでなく「ウェルビーイングチェック」を行っています。ウェルビーイング、つまり生き生き元気に充実した人生を過ごすために、現在の生活習慣の振り返りと見直しを提案しています。
当会は県内全域をカバーする17カ所の拠点施設と80の公的健診施設でネットワークを構築しており、検査データを一元管理。高い健診精度を支える専門資格者を有し、がん発見率は、直近2年間の平均で全国の1.2倍です。健診の受診率を上げ、県民の皆さまの健やかな暮らしを守っていきたいですね。
今年のトピックをお話しください。
昨年12月、厚生労働省による医療法等の一部改正が行われ医療DXの基盤となる法整備が強化されました。単なるIT導入や紙の電子化にとどまらず、医療・介護・保健の各段階で発生する情報やデータをクラウドなどで共有・活用し、医療サービスの質や効率を向上させる社会的変革です。これにより、患者の利便性向上、医療従事者の負担軽減、医療資源の効率的活用が期待されます。
また本年度から全国健康保険協会(協会けんぽ)では、35歳以上の被保険者が人間ドックを受診する際、最高2万5千円の補助が実施されます。若年層を対象とした健診の実施なども拡充されるため、受診率が上がることを期待しています。
さらに2025年労働安全衛生法が改正され、従業員50人未満の中小企業でもストレスチェックが義務化されることになりました。私たち健診機関がどのように関わっていけるかを検討していきます。
人材に関しては、介護・看護の人手不足が深刻です。働きやすさを重視して、この2年で年間休日数を7日増やしました。専門学校と協力し、海外人材の受け入れも行っています。
座右の銘をお聞かせください。
「木の長きを求める者は必ずその根本を固くす」。これは大きな成果を求めるなら、その根本、大切な基礎をしっかり固めなければならないという意味のことわざです。「常に選ばれ続ける」健診機関を目指し、安心と信頼という土台づくりに努めます。
Overview [概要]
| ◼所在地 |
〒951-8133 新潟市中央区川岸町1-39-5 TEL.025-267-1200 FAX.025-267-1207 |
| ◼設立 | 1962(昭和37)年5月1日 |
| ◼事業内容 | 保健事業:健康診断、人間ドック、各種がん検診、産業保健活動、教育研修活動 医療・介護事業:病院(内科・整形外科・リハビリテーション科・歯科)、介護老人保健施設 |
| ◼売上高 | 96億円(2024年度) |
| ◼職員数 | 1,043人(2026年2月28日現在) |
| ◼施設 | 本部集団検診センター、新潟ブレスト検診センター、新潟健診スクエア、プラーカ健康増進センター、新潟ウェルネス、新津成人病検診センター、県央健診スクエア、岩室成人病検診センター、吉田検診センター、燕検診センター、アクアーレ長岡健康増進センター、柏崎検診センター、小出検診センター、十日町検診センター、佐渡検診センター・岩室リハビリテーション病院・介護老人保健施設 いわむろの里 |
| ◼ホームページ | https://www.niwell.or.jp/ |

