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人間がよりよく生きる上の新たな価値を生み出す

学長
牛木 辰男

新潟大学将来ビジョン2030がスタートして1年になります。

 今の大学は、研究の推進や将来の人材育成とともに、社会との関わりが強く求められています。その中で新潟大学の存在感を出していくためにこのビジョンを策定しました。目指すべき姿のゴールの年(2030年)は、SDGsの達成年でもあります。
  ビジョンの柱は教育・学生支援、研究、大学病院、産学・地域連携、国際連携、経営・組織改革の六つです。それらを動かす力となるのが「未来のライフイノベーションのフロントランナーとなる」というミッション(使命)。ライフイノベーションを「人間がよりよく生きる上の新たな価値と意味を生み出すための革新」と再定義しました。単に健康や医学・医療だけでなく、人生や生き方、それを取り巻く社会の在り方や、環境・自然・地球を人間が生きやすいものにするための革新はSDGsとも合致します。ミッション実現のため、具体的に何をするかという目的意識も育ってきたと思います。

新型ウイルス禍が新しい動きを加速したそうですが。

 オンライン授業の導入で、座席不足やスライドの見にくさなど、大教室で多人数が受講する際の問題点が解消されました。一方で、現場での多様な実習や、新潟の豊かな自然を生かしたフィールドワークといったリアルなものの重要さにも気付きました。デジタルとリアルを融合させた教育を推進します。「そこに行かなければリアルに学べないもの」があるかが、大学にとっては重要です。遅かれ早かれその方向に進んだと思いますが、感染禍で早まりました。

形になったものもありますか。

 新潟大学医歯学総合病院敷地内に、産学連携の拠点として一昨年にできた「ライフイノベーションハブ」が本格稼働しました。臨床研究推進センターを中核に、企業と研究者が持つシーズ(種)を医療として開花させ、患者と研究者をつなぐことも目指しています。昨年暮れには、施設内に産官学の人と情報を結ぶ会員制コワーキングスペース「I–DeA(アイデア)」がオープンしました。
 日本酒学は連携の輪をフランスや山梨、鹿児島の大学研究機関に広げました。また、佐渡には全国大学の共同教育拠点となっている自然共生科学センター臨海実験所や演習林など本学の施設があります。佐渡でなければできない研究の種もまかれました。大きな花を咲かせようと、多彩な取り組みが進んでいます。

Overview [概要]

日本海側に位置する学生数約12,000人の大規模総合大学
◼所在地 〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050番地
TEL.025-262-7500 FAX.025-262-6539
◼開学 1949年5月
◼学部・研究科 (学部)人文学部、教育学部、法学部、経済科学部、理学部、医学部、歯学部、工学部、農学部、創生学部
(大学院)現代社会文化研究科、自然科学研究科、保健学研究科、医歯学総合研究科、教育実践学研究科
◼学生総数 学部生10,101人
大学院学生数2,071人(2021年5月1日現在)
◼卒業生総数 学部:117,524人(2021年3月31日現在)
◼専任教員数 1,175人(2021年5月1日現在)
◼ホームページ https://www.niigata-u.ac.jp/